イタリア最古の銀行であるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行の経営危機が取沙汰されています。

 

取扱い如何によっては、欧州全体の金融システムに大きな影響を及ぼす可能性があるため、その行方が気になります。

 

欧州の金融危機については、EU統合により最も恩恵を受けたドイツ。

 

ドイツの輸出依存度は45%程度で、日本の約15%と比較すると、はるかに高いわけで、その分はギリシア、イタリア、スペインなどのEU域内国に対して、自国製品を売りまくっていたわけです。

 

その割には、域内国の金融危機に対しては支援を早々と拒絶するなどの冷たい仕打ち。

 

今回の危機が、イギリス離脱に続くEU統合への疑念、不信感を呼び起こす可能性があります。