イタリアのスローシティを訪問して感じたことは、コーヒーを飲む喫茶店であるバール(BAR)がコミュニティ活性化の場となっていること。

また、コーヒーの飲み方についても、百人百様で、自分の嗜好に沿った自由な飲み方が可能であること。

そうなってくると、コーヒーとは飲料の範疇を超えて、「文化」の域に達しているのではないかという思いがします。

日本第2位の生産量を誇る鹿児島県の緑茶との比較をしてみれば、コーヒー文化の特徴が明らかになるのではないでしょうか。

では、そのコーヒー文化はどのように形成されてきたのか、という歴史的沿革を探るために、読んでいるのがこちらの本。

コーヒーの世界的普及に当たって、焙煎企業が果たしたブランド構築における広告宣伝のあり方などは、マーケティング論の観点からも興味深いです。


コーヒーの歴史/河出書房新社

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