ペットボトル緑茶ブームのおかげで,鹿児島茶も恩恵を受けて,産地を急拡大させましたが,ブースが過ぎてしまうと,完全に需給バランスを崩して,販売価格の低迷が続いております。
需給バランスの改善のため,生産者が期待しているのは海外市場。

しかし,海外消費者にとって,「日本茶」とは抹茶で,鹿児島茶が得意とする煎茶はなかなか認識されません。
また,煎茶を飲むためには,急須が不可欠で,現地市場に定着するに当たっては,色々なハードがあるのが実態です。

私個人としては,煎茶そのものを売り込むのはマーケティング面で上策ではないと考えます。
それよりも,煎茶を加工して,ペーストにしたり,粉末にしたりして,加工食品の原材料や添加物として輸出していくことが,販路開拓の近道であると考えています。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46773