とあるきっかけで、数年前から地元大学のキャリア相談メーリングリストに登録されているため、関連情報が、定期的に配信されてきます。
こちらのメーリングリストは、多くの大学で設置されているキャリア推進室からの発信ではなく、社会学を専攻する教授によるもの。
要は、キャリア・カウンセリングのプロフェッショナルではなく、社会学の学問的知見を応用した面接対策や就職活動のノウハウを説くものになっています。
ただ、その内容については、正直言って「なんだかなあ」という感じです。
テクニックを説く前に、学ぶべきことや考えるべきことは盛りだくさんのはずです。
「今の学生は勉強しない」ということであれば、勉強しない学生に対して、如何に「学び」を動機づけるかが、教育者である大学教員の役割のはず(そもそも「大学教員は研究者であり、教育者ではない」という意見もありそうですが、であるならば、「地域に貢献する大学」なんて標榜するのは止めた方が良い)。
そこを押さえないで、テクニック論に走るのは、私からすれば、邪道のように思えます。
よしんば、就職活動をそこで乗り切れても、社会人になってからテクニックだけでは乗り切れない(企画力、交渉力、行動力などの人格面での勝負)が多々あると思います。
大学時代にはほとんど授業に出席せず、司馬遼太郎全集だけを読んで過ごしていた私ですが、ゼミの指導教官から、「20代の頭の柔らかいうちに、幅広い分野の本を読んでおきなさい。30歳を過ぎてからの読書は理解しようと思っても頭に入ってこない。学ぶことができるうちにたくさん学びなさい」と助言を受けて、乱読多読を始めました。
面接時の服装・化粧や自己紹介エピソードなどのテクニック論は、その場限りで忘れてしまいますが、人生に通底する助言は、いつまでも記憶にとどまり続けるものです。
こちらの大学は、九州の国公立大学中で、文部科学省からの補助金が減額された数少ない大学(残念です)なので、いつまでも学問なのか、教育なのか、それともキャリア戦略なのか、よくわからないポジションで遊んでいるのではなく、自らのミッションに基づいた思考・行動に立ち返ってほしいと思います。
こちらのメーリングリストは、多くの大学で設置されているキャリア推進室からの発信ではなく、社会学を専攻する教授によるもの。
要は、キャリア・カウンセリングのプロフェッショナルではなく、社会学の学問的知見を応用した面接対策や就職活動のノウハウを説くものになっています。
ただ、その内容については、正直言って「なんだかなあ」という感じです。
テクニックを説く前に、学ぶべきことや考えるべきことは盛りだくさんのはずです。
「今の学生は勉強しない」ということであれば、勉強しない学生に対して、如何に「学び」を動機づけるかが、教育者である大学教員の役割のはず(そもそも「大学教員は研究者であり、教育者ではない」という意見もありそうですが、であるならば、「地域に貢献する大学」なんて標榜するのは止めた方が良い)。
そこを押さえないで、テクニック論に走るのは、私からすれば、邪道のように思えます。
よしんば、就職活動をそこで乗り切れても、社会人になってからテクニックだけでは乗り切れない(企画力、交渉力、行動力などの人格面での勝負)が多々あると思います。
大学時代にはほとんど授業に出席せず、司馬遼太郎全集だけを読んで過ごしていた私ですが、ゼミの指導教官から、「20代の頭の柔らかいうちに、幅広い分野の本を読んでおきなさい。30歳を過ぎてからの読書は理解しようと思っても頭に入ってこない。学ぶことができるうちにたくさん学びなさい」と助言を受けて、乱読多読を始めました。
面接時の服装・化粧や自己紹介エピソードなどのテクニック論は、その場限りで忘れてしまいますが、人生に通底する助言は、いつまでも記憶にとどまり続けるものです。
こちらの大学は、九州の国公立大学中で、文部科学省からの補助金が減額された数少ない大学(残念です)なので、いつまでも学問なのか、教育なのか、それともキャリア戦略なのか、よくわからないポジションで遊んでいるのではなく、自らのミッションに基づいた思考・行動に立ち返ってほしいと思います。