「スローシティ」の発祥の国・イタリア。

イタリアは、観光大国であるだけでなく、食品輸出大国でもありますが、「スローシティ」はファストフードやグローバル化などの世界的な動きに反目する形で、まさに自らのアイデンティティを懸けての運動となっています。

なので、単に拡声器をもって、デモ行進をするというようなパフォーマンスにとどまらず、思想の理論補強や理念の普及に向けた組織化なども推進しています。

そんなスローシティの国に、グローバル化の波が…ということで、こちらの記事に注目!

http://www.afpbb.com/articles/-/3078832

スターバックスが、もともと、イタリアのエスプレッソ文化に感化されたことを知らない人は多いのではないでしょうか。

スターバックスのイタリア進出は、同社にとっての、まさに「悲願」ともいうべき一大プロジェクトだと思います。

イタリアのバール文化に、米国のファストフード文化が挑むわけで、この勝負はどちらが勝利するか、ニュースの続報を待つか、もしくは、イタリアまで直接確認にいきたいと思います。

また、課題に直面しているのは、エスプレッソだけでなく、オリーブオイルも。

http://toyokeizai.net/articles/-/111647

かつてのかごしま黒豚のように、販売量が出荷量を大きく上回るという偽装品が発生しています。

イタリアは、チーズにワイン、オリーブオイルとブランド化している食品が多数ありますが、同時に、ブランドを守るための対策にも余念がありません。

イタリアの食品産業を学ぶことは、地方の特産品のブランディングや輸出において学ぶべき点が多数ありそうです。