A．貧血・動脈硬化の予防、神経機能を正常に保つなど

ビタミンB12

葉酸とともに、赤血球の生産を行います。貧血の主な原因は鉄不足ですが、鉄が足りていても改善しない貧血の原因がビタミンB12不足であることから、悪性貧血と言われています。

葉酸、B6と協力して、動脈硬化の原因となるホモシステインの血中量を低下させ、心疾患や脳卒中のリスクを低減します。

神経を保護するミエリン（脂質の鞘）を作ります。神経機能を正常に働かせ、気分を落ち着け、記憶力や集中力を高める働きもあります。

不足すると起こる症状

貧血、出血性疾患、神経・精神障害など

肉、魚介類などに多く含まれるため、菜食主義の人は欠乏しやすいです。

高齢者では胃酸の分泌不足でうまく吸収できていない場合があります。胃を切除した方も不足しがちです。

過剰症

胃から分泌される内因子の範囲内で吸収されるため、過剰症の心配はありません。

推奨摂取量

2.4μｇ/日

多く含まれる食物（100ｇあたり）

いくら　47.3μｇ

牛肉　1.3μｇ

アジ　0.7μｇ

牡蠣　28.1μｇ

あさり　52.4μｇ

マイワシ　9.5μｇ

フェリシティークリニック名古屋

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Q．ビタミンB12の働きは？