昨日で地震から1週間

11日のあの時は揺れる中、患者さんを机の下に避難させて

クラグラに揺れる液晶テレビを支え、転がる消火器を足で押さえて

それでも診察は最後まで行いました。


電車が止まり、ご高齢の患者さんと、

別の患者さんに付き添ってきていた赤ちゃん連れの娘さん

帰れません。


私は帰れない人のために

職員と買出しにいきましたが食べ物がお店から全くなくなって

もの凄い人の行列・・・大変なことになっているんだなと実感。


そして

余震が続く中、


クリニックは8階なので扉はすべてオープン

すると夜に帰れないから薬をくださいと

受診していない人が訪れたり


調剤薬局さんも大変なのに協力いただいて


私たちのクリニックは職員のほとんどが泊まり

患者さんに食べ物を分け、毛布を渡し朝を迎えました。


みんなで開院の準備をして


翌日も帰れなかった患者さんと思われますが予約どおり来院され

診察を終え私は昼過ぎに自宅へ帰りました。


自宅、我が家もありとあらゆるものが散乱していました。

棚の中のグラスも割れていて、やはりここも揺れが大きかったんだと。


それでも・・・まだマシなんだと思っています。

グラグラ揺れると一人は心細いんですが

一人なので普段からあるもので充分、

守りたい人は別の安全な所にいるので私自身は気楽です。



私は青森生まれで親戚の多くは八戸に住居があり、みな津波の被害に遭いました。

電気がつかず、石油ストーブは最近は安全のため廃棄してしまい

1つのストーブをみんなで囲い寒さをしのいでいるということでした。

でも、みんな無事であること確認しています。


気仙沼、三陸海岸、仙台、松島・・・みんな自分が旅行に行った場所

テレビで「ここに行ったなぁ」という所が

現状をとどめない大きな被害にあわれているのを見て

なつかしい方言を話す方たちが、何もない中寒さに耐えしのぐ姿

・・・みると自然に涙が流れます。

でもそれだけじゃだめなんですよ。



自分には今できることをやる。

それだけなんです。



この1週間

電車が止まり来られない、帰れない職員もいたり

我がクリニックも少ない人数で


在宅で器械を使われている患者さんの問い合わせや

対応に追われ本当に忙しい1週間でした。


毎朝、5時に起きて弁当を作って満員電車で通勤して

早く帰るよう言われても、患者さんが来るとなれば帰れない。


3Gに入っている我が家は停電にいつなるか分からない。

いろんな心配はあるけど



毎日のことを、できることをやるだけです。

がんばろうね☆みなさん。