本「遠い朝の本たち」 | felice - 静かな歓びとともに生きる

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今朝、Twitterの情報で

須賀敦子さんの命日と知る。

もう20年。

 

私はその頃

新しい言葉を習いたくて

イタリア語を選んだ。

 

言葉が通じた!という単純な喜びを

もう一度感じたかったから。

 

それと、あの音とリズム。

 

須賀敦子さんの本も

そのころに読み始めた。

 

目で読まず、耳から。

文字から美しい音が聞こえる。

 

人々の生活の様子が

きれいごとでなく書かれていたのも

するすると読めた理由。

 

初めは日本との違いなどを

楽しんでいたけれど、

回想の中の人たちと

須賀さん自身の想いを

追っていくと

失ったものへの想いに

切なくなっていた。

 

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480036285/

(出版社へのリンク、画像はお借りしました)
 

この「遠い朝の本たち」は

病床で最期まで推敲された本。

 

だから、いつもより

静かで強烈な愛着と喪失感に

私は打ちのめされた感じになり、

友人から話が出たときは、

「自分に”須賀敦子禁止令”を出してる」

と、やんわり断った。

 

他の人が読んだら

きっと違う印象だろう。

 

この本から感じる想いは

私の深い葛藤に触れていたから。

 

私が持っていた喪失感。

 

早めに旅立った母や父への

感情だけではなかった。

 

私が自分自身から逃げ切りたい、

消えたい、死にたいのではない、

でも、そうはできないことも知っている。

(これは、今世だけでは説明できない話)

 

そして、消えたいがために、

自分で自分の気持ちを

さんざん押し殺し、

それなのに、

自分に喪失感を持っているという

自虐行為に気づいた。

 

そこから、自分を取り戻す方向へ。

 

人間関係が一番。

でも、読書も自己認識の

すばらしいツール。

Twitterも!

 

すべて意識次第。

 

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