2度目の妊娠から流産までのこと⑤
何とか家に着いた
家に入りそのままソファーでボーっとする。。。
一人になって涙が出た・・・ようやく・・・
でも、すぐに涙を拭う・・・落ち着かなきゃ・・・
旦那に早く伝えなきゃ。。。
時計を見るとお昼休みの時間までもう少し・・・
電話を持ちボーっと待つ
泣かずに話そう。心配しちゃうから・・・泣かずに。。。
お昼休みの時間を見計らって旦那に電話する
また流産してしまった事を伝える。
旦那は、仕事がかなり忙しい時期
手術は金曜日だけど休みが取れるか確認してもらう事に。
金曜日が駄目なら水曜日に取れるか確認してもらう事に。
どちらも駄目なら金曜日に一人で手術に行くことになる。。。
どうしたのか・・・
その後は、泣く事もなく・・・
むしろ気持は興奮状態で実家など次々に電話する・・・
必要以上に前向きだった。。。
さっき赤ちゃんが駄目だったって知ったばかりなのに・・・
まだ手術だって終わってないのに・・・
“不育症の検査受けなきゃ”
“次の妊娠のために出来ること探さなきゃ”
って必死になった。。。
今、まだお腹の中にいる赤ちゃんを思って
愛おしく思って泣いて・・・
手術の日までいっぱい思ってあげればいいのに・・・
自分がひどい母親だと思いながらも・・・
それが出来なかった。。。
そして、出来ない自分に戸惑ってもいた。。。
どうしちゃったんだろう・・・って。。。
旦那が帰って来る夜まで、そんな時間が続いた。
泣かないと思う自分と泣けない自分・・・
笑っていよう。辛くても笑っていよう。
旦那の帰宅も笑顔で迎えた。
旦那は涙目。。。
つられそうになったけど・・・笑った。。。
こんな時は一緒に泣けばいいのに・・・
旦那もビックリしてた
前回は泣き崩れ・・・泣きはらした毎日・・・
今回は全く逆の私。。。
『大丈夫。大丈夫。また頑張ろう。』と笑顔をみせる。
その後も寝るまで泣く事もなく・・・
旦那が眠りについても私は起きてた・・・
泣くわけでもなく・・・ずっと興奮状態・・・
“どうして赤ちゃん死んじゃったんだろう?
やっぱり私が・・・何が起きてるの?
周りはみんな1回の妊娠で産めてるのに・・・
どうして私だけ・・・産めないんだろう・・・”
“どうしたら次は産めるの?”
“不育症の検査出来る病院探さないと” と。。。
結局、ほとんど寝ることもなく次の日の朝になった・・・