この季節になると、若かりし日の大失恋を思い出す。初恋の相手で何とはなしに、結婚出来たらいいなぁ、と思いながら、3年付き合った。今思うと、何であんな好きやったんや、と思うほど好きだった。付き合ってる間も何回か浮気しているのは知っていたが、遊びならエエか。と放ってる間に本気になった相手が出来て、私の18歳の誕生日に別れを切り出された。私はその直前までプロポーズされると、大きな勘違いをしてドキドキ緊張して待っていると見事に好きな子が出来た。別れてくれ、と。私は見事に玉砕した。大雨の中、泣きながらずぶ濡れになって帰ったのを、今でも鮮明に目の裏に焼き付いている。その時はもう2度とあれ程誰かを好きになることはないと思っていたが、その半年あまりには、アプローチしてくる相手と、取っ換えひっかえ付き合ったがどれも本気にはなれず、今考えたら相手を傷つけたことだろう。若草が萌える頃、泣かされた相手と泣かした相手を思い出す。