基本情報技術者試験
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アサーションチェックとは、


変数の間で論理的に成立するような条件をプログラムに埋め込んで、

実行時にそれが満たされていない場合に、

エラーや例外を発生させたり、メッセージを表示して処理を中断したりする機能。


プログラム中のバグや不具合、論理の矛盾を発見するのに使われます。

開発時のみ使われ

リリース時には不要なため、

基本的に、アサーションのコードを削除しなくても有効・無効を切り替えられるように開発されることが多いです。

オブジェクト指向 ( object oriented )とは、
「ソフトウェアの設計や開発において、操作手順よりも操作対象に重点を置く考え方」です。

(参考引用:e-words

オブジェクト指向開発とは

「ソフトウェア は、相互作用するオブジェクトの集まりである」と考えて

モデリング していく、オブジェクト指向に基づくソフトウェア開発の方法です。

複数のオブジェクトが集まって1つの仕事をするという考え方です。


クラス

オブジェクトの設計図といえます。

データの性質とその操作手順をまとめたオブジェクトの雛型を定義したもの




属性(フィールド)

性質



メソッド

操作手順・手続きとよばれ、「振る舞い」を示す。


インスタンス

クラスを基にした実際の値としてのデータのこと。実体と呼ばれることが多いです。



オブジェクト指向開発では、

システムの静的な構造・動的な振る舞いを設計(オブジェクト指向分析)し、

オブジェクト群の実行時の配備(オブジェクト指向設計)をおこないます。



基本情報技術者 平成25年秋期

午前問48


オブジェクト指向開発において,オブジェクトのもつ振る舞いを記述したものを何というか。


ア. インスタンス
イ. クラス
ウ. 属性
エ. メソッド


【正答】エ

データ中心アプローチ / データ中心設計
DOA(ディーオーエー) 【 Data Oriented Approach 】


システム設計に関する考え方の1つで、
業務で扱われるデータ(データベース)の構造や流れを先に明確化し、
それに従ってシステム機能(ソフトウェアプログラム)を導きだす
方法を指します。


データ中心設計の考え方は、
「データは企業の共有資源」と考える情報資源管理に基礎を置いたものであって、

個別業務の単位(必要なプログラム単位)でデータ定義が変わるのでははなく、
“全社共有”のデータ基盤を一元化することで、
個々のシステム設計をシンプルにするというシステム設計方式です。


対して、従来の手法は「POA」(Process Oriented Approach・・プロセス中心アプローチ)と呼ばれ、

業務上のプロセス(処理)に合わせてシステム設計を行うものでした。


プロセス中心アプローチでは、業務内容を中心に設計されるため、
各業務で独立したシステムになることが多くなり、
「業務が変わると、機能が変わり、それに応じてデータの形式や意味も変わる」
ということで、同一会社内であっても、
システム間のやりとりが複雑になるという問題点がありました。


また、システムが業務内容に強く依存しているため、
業務内容が変更になった時には、システムの大幅な改変が必要でした。



データ中心アプローチ(設計)では、
システムの中心にデータを一元管理するデータベースを設計し
個々のシステムはこのデータベースを中心に設計されます。


統一的なデータベースを中心にして各業務のシステムが設計されるため、
データの整合性・一貫性が保たれ、システム間のやりとりが容易になります。
また、保守の面でも、業務変更・システム改変時、
データベースの構成が定まっているため

プロセス中心アプローチよりも改変がやりやすいという面もあります。



基本情報技術者 平成25年秋期

午前問47


ソフトウェアの分析・設計技法のうち,データ中心分析・設計技法の特徴はどれか。


ア. 機能の詳細化の過程で,モジュールの独立性が高くなるようにプログラムを分割していく。

イ. システムの開発後の仕様変更は,データ構造や手続を局所的に変更したり追加したりすることによって,比較的容易に実現できる。


ウ. 対象業務領域のモデル化に当たって,情報資源のデータ構造に着目する。

エ. プログラムが最も効率よくアクセスできるようにデータ構造を設計する。


【正答】ウ