インドへ行ったときのこと。
コーヒーの案件で、現地を訪れた。
一緒に動いたのは、日本から来た私と、ミャンマーのビジネスパートナー、インドのコーヒー関係者、ネパール出身のドライバー。
四ヵ国、それぞれ出身国が違う。
インドを訪れたことがある方ならわかると思うが、インドの英語は聞き取りづらいのだ。
ミャンマーの相棒も聞き取りづらいと言っていた。
"r"の発音も異なるのだ。
しかし、不思議なもので、時間が経つにつれて慣れてくる。

お昼時、食事はインドの彼が勧めるローカルフードレストランへ行った。
地元では有名店らしく、地元の方々で賑わっていた。
そのとき食べたインドカレー。
現地ではカレーという名前ではなかった。
私はびっくりした、こんな美味しいインドカレーは食べたことがなかった。
世界一美味しいを超えて、世界一旨いのだ。
世界中の食べ物を食べていないので、世界一というのは語弊があるかもしれないが、私が今まで食べてきたインドカレーの中では、こんなにも美味しいと感動したことはないほどの味だった。
食事で感動するなんて、なかなかないことだ。

それぞれ出身国の違う四人が、必然的に出会い、テーブルを囲み、食事をした。
こういう時間は、自分の経験としては充実度が高く、好きな時間だ。
新たな仲間たちとの出会いに感謝しながら食べたインドカレーは、より美味しく感じることができた。

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