私が1番好きな作家は、村上龍さんです。
2番と圧倒的な差をつけての1番です。
どれくらい差があるかと言うと、今特に2番とか思いつかないくらいに、1番好きです。
中学生の時。
家庭教師の先生が、「内緒だよ」と貸してくれた『限りなく透明に近いブルー』は龍さんのデビュー作であり、
私の龍さんデビュー作でもある。
その昔【RYU's BAR】という対談番組があって、見れない時は録画するほど好きでした。龍さん。
今はなんかすっかり大きく?なっちゃって(顔とか)・・ちょっと残念だけど、文章はやっぱり好き。
悲しい場面でもないのに涙が出たり、感極まって読み進めなくなったりする。
エロいかエロくないかって言うと、それはもうひどくエロいんだけど。
まあそれはおいといて。てかそれも込みで。
そんな龍さんの、地震後の文章です
私が10年前に書いた小説には、中学生が国会でスピーチする場面がある。
「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」と。
今は逆のことが起きている。
避難所では食料、水、薬品不足が深刻化している。
東京も物や電力が不足している。
生活そのものが脅かされており、政府や電力会社は対応が遅れている。
だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。
大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。
だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。
だから私は信じていく。
この「10年前に書いた小説」というのは、【希望の国のエクソダス】という・・これまたすごい小説です。
2番目位に好き。3番かも。
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【あらすじ】
2002年、失業率は7%を超え、円が150円まで下落した日本経済を背景に、
パキスタンで地雷処理に従事する16歳の少年「ナマムギ」の存在を引き金にして、
日本の中学生80万人がいっせいに不登校を始める。
彼らのネットワーク「ASUNARO」は、
ベルギーのニュース配信会社と組んで巨額の資金を手にし、
国際金融資本と闘い、やがて北海道で地域通貨を発行するまでに成長していく。
少年犯罪の凶悪化、学級崩壊など、さまざまな教育問題が噴出し、
「学校」「文部省」「親」と責任の所在をたらい回しにする世間を尻目に、
子どもたちは旧来の前提に縛られた大人の支えを必要としないことを立証する。
子どもたちには「希望」を与え、大人たちには「絶望」を突きつける。
「ASUNARO」に拮抗するシステムを、今度は社会や大人たちの側が提示する番である。



