◎副腎とは◎
お腹の左右にある腎臓の上に引っ付いてます。
三角形で横5cm×縦3cmくらいの大きさです。
小さいくせにホルモンを作っており
意外と重要な臓器です。


◎副腎腫瘍とは◎
副腎に出来たできものが副腎腫瘍です。
どのホルモンで異常が起きているのかで、
病名が違ってきます。
そして、やはり良性と悪性があります。

人間ドックなどでCTなどの画像検査を受けた、
約4%(25人に1人)の方に見つかるそう。
決して珍しいわけではないようです。


◎副腎腫瘍の種類◎
人間ドックや画像検査時に偶然発見される副腎腫瘍を副腎偶発腫といいます。
副腎偶発腫の半数は、ホルモン異常が起きていない状況で見つかるそうです。
まずは経過観察ですが、腫瘍が大きくなったり、
すでにホルモンが異常値で、
高血圧や高血糖を伴ってしまっている場合は
手術を進めています。
3cm以上は無症状でも手術を進めているところが多いようです。

【原発性アルドステロン症】…アルドステロンというホルモンが過剰に分泌されています。
必ずしも腫瘍があるとは限らないようです。
高血圧と診断されている人の5〜10%はこれが原因だそうです。
血液中のカリウムの低下(低カリウム血症)に伴い、口が渇く、多尿、筋力低下、不整脈などが起きたりもします。
放って置くと高血圧の影響により脳や心臓、血管、臓器などに悪影響を及ぼします。

【クッシング症候群】…コルチゾールというホルモンが慢性的に過剰に分泌されます。
コルチゾールは炭水化物や脂質タンパク質の代謝をコントロールします。
年間100件程度で、1:4で女性に多いそうです。
副腎腫瘍の他に、下垂体に異常がある場合もあります。
顔が丸くなる(満月様顔貌)、ニキビが増える、
背中や首の後ろが盛り上がる、毛深くなる、
皮膚が薄くなりピンクのマダラ模様になる、
お腹に脂肪が付くなどの症状が出ます。
子供が発症すると背が伸びなくなります。
高血圧、高血糖、高コレステロール 、骨粗しょう症、うつ病なども起きます。
放置すると免疫力が低下し、感染症になりやすく敗血症(感染症による臓器障害)で亡くなることもあります。

【性ステロイド過剰生産】…アルドステロンではなくアンドステロンが過剰に出ています。
男性化します。
多くの場合にはコルチゾールの過剰分泌を合併しているため、
クッシング症候群として扱われます。

【プレクリニカルクッシング症候群】…コルチゾールというホルモンが過剰に分泌される点はクッシング症候群と同じですが、高血圧高血糖以外に表立った症状がないものをいいます。
術後にホルモン補充が必要なことがあるそうです。

【褐色細胞腫】…ドーパミン、アドレナリンやノルアドレナリン(3つを総称をカテコールアミンと言います。)などが過剰に分泌されます。
蓄尿検査ではメタネフリンとノルメタネフリンで分かります(アドレナリンとノルアドレナリンの代謝物質)。
高血圧患者のうち0.5%ほどで、稀なほうです。

褐色細胞腫は「10%病」とも呼ばれます。
10%は副腎以外(交感神経節など)、
10%は両方の副腎に出来る、
10%は転移を起こす悪性、
10%は多発性、
10%は小児発生、
10%は遺伝性
(近年は数字が変わってきているようです)

症状から「5H病」とも呼ばれます。
高血圧、高血糖、代謝亢進、頭痛 、多汗。
急な血圧の上昇で重い腎臓障害を引き起こす可能性もあります。(高血圧クリーゼ)
放置すると、脳出血などへと繋がります。
また、5人に1人は心臓病を発症します。
(私は高血圧のせいで左室肥大に…!)


◎治療◎
腫瘍が小さく症状がない場合は経過観察。
腫瘍が大きかったり、ホルモンが異常値を示している場合は摘出手術。
手術後、ホルモン値が急に下がり血圧も急に下がると危ないため薬である程度下げてから、手術を行う。
手術は腹腔鏡手術か、腫瘍が大きい場合は開腹手術で行う。
90%は左右どちらかにしか出来ないため、通常は副腎ごと取ってしまう:(;゙゚'ω゚'):
片方が機能していれば問題ないらしいです。
副腎両方に腫瘍があったり将来的に再発しそうな場合は、部分摘出も検討されるそう。
手術が困難な場合や他の臓器に転移が見られる場合は抗がん剤の治療を行うこともあるそうです。


◎手術後◎(主に褐色細胞腫の情報より)
腫瘍が良性か悪性かは、腫瘍を取ってから診断されるようです。
3cm未満でつるんとしているならまず心配はしなくて良さそう。90%は良性♡
副腎を片方とったあとが気になり調べたら、
だるくなったりきつくて動けない人がチラホラ。
倦怠感が消えたという人もチラホラ。
高血圧や高血糖は病気による場合は正常値になり身体がスッキリするかもしれませんね。