私が、この仕事をしていて、不思議に思ったことがひとつあります。それは、食事時間をきちんと決めて食べるということと本人の勉強に対する姿勢とはまったく関係ない、ということです。きちんと食事をするということは、スケジュール意識を高める効果があるのでは、と思っていた私は、当初意外な感じを持ちました。一方、朝きちんと起きるとか、自分の意志の強さが関係してくるような事柄は比較的、勉強姿勢と関係があるようです。
よく、夜型を朝型に変えなくては、という話を、今頃の時期になると、聞きます。でも、そういう子の結果があまりよくないというのも、興味のある事実です。おそらく、朝型のほうが、同じ人間で比べてみたら、問題の処理能力が高かった、という実験事実にもとづいているのかもしれませんが、しかし、それは、実際の受験に際しての、私が体験している事実とは、ほぼ正反対になっているといえると思います。つまり、夜型の子は、夜型を貫いて、そのまま受験したほうが、結果がよいということです。おそらく、夜型を無理やり朝方に変えるほうが、体調を壊したり、自分の本来のリズムを壊したりして、結果として、納得のいくような勉強ができず、そのデメリットのほうが大きいということなのではないかと思います。夜型を朝型に変えたいと思っている人も、私のこの話を、頭の片隅に入れておいてください。