『あたまの底のさびしい歌』宮澤賢治 | OG:LIFE

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あたまの底のさびしい歌/宮沢 賢治


鎌倉の雑貨店NABIさんで発見して購入しました。
賢治ものには目がない方でして、特に保坂嘉一がらみになると反応せずにはいられません。保坂さんと宮澤賢治は「よりそひてあかきうで木をつらねたる夏草山のでんしんばしら」なのですよ!!すっごくすっごく大切に思っていた”心友”!
そんな宮澤賢治作品を鑑賞する中でも重要な存在である保坂嘉一さんへ宛てたもの、家族へ宛てたもの、中には生徒さんにあてたものなど11編が当時の言葉遣いそのままに掲載されています。
ちなみに掲載されている手紙は7つは保坂さんへの手紙。

手紙というよりはまるで詩のような、お話のような、そんな印象を受けます。迷いが赤裸々に表れているといえるのかもしれません。自分に言い聞かせている節が多面に感じ取れます。

正直、現状の私で読むのには重い部分もあるのですが、それこそ賢治が手紙を書くことで自分に言い聞かせたように自分も目をそむけてはいけないなと思い、毎日一遍ずつ繰り返し読んでいます。