- 神の雫 (1) (モーニングKC (1422))/亜樹 直
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昨日は「神の雫」の第一話放送日でした。原作は亜樹直、オキモトシュウ作画の漫画作品。
絵が綺麗で話も面白くて、ワインという切り口から諸芸術など色々な分野に興味がもてる漫画だなという印象を受けた漫画です。
時間の都合上の問題でしょうが十二使徒ではなく6本の使徒とその頂点に立つ神の雫になっていました。ロベール先生が1話で既に登場してしまったり。また登場の経緯はかなり違っていました(漫画では雫達がロベールの元へ訪ねて行く)
漫画ではもっとスローな時間でコース料理を味わっていくような雰囲気があるので、これ、1クールドラマにするには無理があるんじゃないかな・・・という印象でした。アニメ「かんなぎ」のとんでもなく途中な最終話にも驚きましたが、最後まで無理に到達させなくてもいいのかも・・とも思いました。特に連載作品に関しては原作忠実路線でどこエピソードまでいくのかとか、途中から原作から離れた展開にして終わらせたりもするので、そのあたり、どうなっていくんでしょうかね。
私はワインは飲みものとして好きな部類にある程度なのでワインの良し悪しはサッパリなのですが、表現に使われる絵画・音楽などに興味があるものも含まれているので、とても勉強になってます。
「神の雫」「ソムリエール」に使用されているワイン、漫画・ドラマレビューが書かれているサイト
晩鐘を描いた画家、ジャン・フランソワ・ミレーはフランス生まれのバルビゾン派画家。農民を主体にした絵画を多く描き「農民画家」ともいわれています。初期は経済的な理由もあり肖像画も描いたそうですが、どうしても農民や農村の風景を描きたいと、農村に移り住み、自身も畑仕事の傍ら絵画を描いていたとのことです。
描かれた人物や風景にリアルな質感を感じられるのは触れて体感して描かれたものだからなんですね~^^
私は印象派以前のバルビゾン派の絵画は結構好きなのですが、このミレーの話を聞くと、大好きな宮沢賢治のことを思い出します。
賢治も土をいじったり、種をまいたり、本格的に農学を教えるほどの知識がありました。
賢治の詩や文章は観念的な表現が多いようなので文面から心象風景がつかみにくいのかもしれませんが、現代には幸いなことにイメージをひろう手がかり、あるいは一例としてのアニメーションや賢治の作品からインスピレーションを受けて描かれた絵画などがたくさんあるのでそういうところから賢治という人物像に迫ってみると面白いと思います。最終的に話がすごくそれちゃいましたね(笑
ちなみに「神の雫」は私が一時期モーニング(講談社)を立ち読みしていた時期に知った漫画です(笑)当時はビッグコミックオリジナル(小学館)の「沈夫人の料理人」(深巳琳子)を立ち読みしていた頃(笑)漫画雑誌の路線が成人男性化していた頃です(笑
沈夫人の料理人 1 (1) (ビッグコミックス)/深巳 琳子
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