ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1) 6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 ハイヤームは天才である。, 2007/3/3 あらゆる分野の学問で多大な業績を残したハイヤームは、 しかし、このように痛快な詩情の持ち主であった。 この詩集を要約すると、 「酒、酒、酒。飲まずに死ねるか」である。 イスラームの戒律なんのそのの、自由奔放な魂がある。 また、現世で戒律を守って天国で快楽を得るよりも、現世の喜びを重んじたことは、 彼が目の前の現実をどう生きるかを重視していたことの表れであろう。 読むと心が晴れやかになる。