そよ風日和~風堂隼人の欠片~ -5ページ目

そよ風日和~風堂隼人の欠片~

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先日ふらふら散歩ついでに、近所のリサイクルショップに立ち寄ってみた。

特に用はなかったのだが。


ふと、足元に冷風扇。

…今年の夏は節電しなくてはいけないだろうし。

よしっ。

冷風扇購入!


夏本番になるまで使うのは我慢して…

と、とりあえず6月中は我慢して…

早くも昨日リタイア。


冷風扇の出番。


…さて、どの程度涼しくなるのか。

冷風扇の威力は?
威力は…


………


…気づけば、朝。


不覚っ!


冷風扇にとっては、私を寝かしつける事など容易い事のようだ。


…快適じゃのう。
やるのう、おぬし。


ちょっと涼しくなるくらいが、ちょうどいいのかもしれませんな。



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散歩。

紫陽花を探しに。


家の周りをふらふら散策していたら、思っていたよりたくさんの場所に咲いていて。

ほとんどの所で満開。


そういえば子供の頃は、紫陽花の葉っぱの上をカタツムリがのろのろ進んでいるのを見たものだが…

最近カタツムリ見ないなぁ。



雨の匂い。


やっぱり降り出した。


今日はいい。


濡れて帰ろう。


自転車が

僕を追い越していく


『彼女』によく似た後ろ姿

ふと
激闘の記憶が蘇る



………

3~4年前の出来事。

舞台の稽古期間中で、稽古場まで自転車で向かっていた。

途中、前を走っていたおばちゃんが運転している自転車を、何の気なしに追い越した。


頭の中で台詞を何度も繰り返し確認しながら、自転車を走らせる。

稽古場の行き帰りの時間は、台詞覚えにはちょうどいい。


すっと

さっき追い越したおばちゃんが僕を抜き返していく。

(…さっきの人だ。)
特に気に留める事なく、意識は台詞確認に戻る。


時間を確認。
まずい、遅刻ギリギリだ。

自転車をこぐペースを上げる。

ちょっとして、先ほどのおばちゃんを再び追い越す。

やばい、急がないとなぁ。
なんて考えながら。


さらにちょっとして、右後方から異様な気配。

おばちゃんだ!!

立ちこぎで猛然と僕を追い越してゆく。

おばちゃんは、少し距離が空いた所で立ちこぎを止め、これ見よがしに右腕でガッツポーズをする。


???


少しして前方に信号。

赤。

信号待ちをしているおばちゃんに追いつく。

おばちゃんは振り返らない。
後ろの僕の存在を感じ取っているのだろう。

おばちゃんは、羽織っていたカーディガンを豪快に脱ぎ、自転車のカゴにぶち込む。


…勝負を挑まれているっ!!


カッティ~ン!!
シャキーン
シャキーン
ヴォッッッ!!
(闘志のスイッチが入った音)


シグナルが赤から青に変わる。

全力の立ちこぎっ!!


ぬおおおおおおおおおおおお~~~~~りゃ~~~!!!!!!


振り返り
おばちゃんが見えなくなるまで
全力中年

振り返り…


あ゛っ


稽古場方面に向かう曲がり道を
とっくに通り越していた。


この道を折り返して、再びおばちゃんに遭遇するのは何か負けた気がして嫌だったので、遠回りして稽古場へ。


…ええ。
遅刻です。



………

『彼女』は

今日もどこかで
誰かに
闘いを挑んでいるのだろうか