小路幸也『東京バンドネオン グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』

 

       

 

       

 

     最新刊とおもわれます。

    

     研人の<TOKYO BANNDWAGON>が、イギリスでアルバムの

     レコーデイングを行うことに。

     我南人の引率で、藍子とマードックが暮らす家を訪ねた一行。

     滞在中マードックの姿だ消えて・・・。

     藍子の順風満帆なイギリス生活を襲ったのは、マードックの

     行方不明事件!?

     東京の堀田家と現地の仲間と「美術品盗難」の謎に迫る。

     

     失われた絵と、あなたを取り戻すためにーーー。

                            (帯から)

 

    今回は、堀田サチお婆ちゃんも、そっとついて行きます。

    サチさんの見えない体は、物語を先導してくれます。

    研人とバンド仲間の甘利君と渡辺君、もちろん我南人も同行ます。

    初めてのイギリスでのアルバム製作、嫌が上にも盛り上がります。

    ヒースロー空港には、藍子さが迎えに来てくれました。

    ベージュのジャケットにパンツスーツというのか、スラックス

    に紺色のカットソー。 いかにもイギリスに暮らしている日本人、

    という感じがします。

 

    藍子さんの車です、古いワンボックスカーですが、なんとボデイに、

    <TOKYO BANDOWAGON>と、ロゴが書かれています。

    キースさんからのプレゼントです。

    それに乗って、いよいよマードック家へ。

    マードックさんが、玄関から飛び出して来て歓迎してくれました。

    マードックのお父さん・お母さんも歓迎してくれましたが、

    お母さんのメアリーさんが大きな音に敏感で吃驚してしまうので、

    マードックさんの、アトリエを使わせてもらいます。

 

    数日後、マードックさんは、スコットランドヤードの刑事さんが、

    訪ねて来て一緒に出掛けましたが、そのまま帰ってきませんでした。

    一晩待って、スコットランドヤードの刑事に聞くと、事情を聞いて

    その後すぐに帰ったとのこと・・・・。

 

    それから、マードックさん探しが始まりました。

    我南人も、どこかに探しに行きました・・・・・。

 

    事件は無事解決しますが、我南人の「LOVE」は、国境を超えて!

 

    まだ研人の、アルバム製作もおわっていませんので、しばらくは

    イギリス生活が続くでしょう。