皆さん、こんにちは!FDA訓練生のTです。
10月に入って大分涼しくなってきましたが、
今日は3回目の記事として改めて働こうと思ったきっかけを綴ります。
前回の記事で触れた部分ですが、私は仕事をお休みさせて頂いた後は、
まず、「悲しさ」の余り何も出来ない時期があって、
その次に、「不安・絶望感」の高まりの結果、現実と向き合うことが出来ない時期がありました。
その現実から逃避してしまった時期は、
知人からの連絡を折り返すことも出来ず、SNSを開くこともできませんでした。
上手くいっていない自分の生活と同年代の知人とのギャップを知ることが怖かったのです。
また、時間が空いていると、どうしても余計なことばかり頭に巡ってしまいます。
そんな時間を生み出さない為には、何か他の娯楽に集中することが手っ取り早い解決策でした。
自宅に埋もれていたゲームや、Youtube等の動画サイト、ネットゲームなどに興じていたのです。
こんな心境を変化させたのは、大きく2つの要因がありました。
1.ネットゲーム参加者に対する興醒め
私は時間を埋めるために、ネットゲームに初めて参加していたのですが、
ゲームを遊んでいくなかで一部のユーザーの遊び方に嫌悪感や恐怖感を覚えました。
その理由は既存のゲームとは違う参加したいたネットゲームの特徴に由来します。
・参加は無料、ゲームを有利にするための施策は有料。
・現実時間と繋がってゲームが進行し、ゲーム参加時間が長い人程有利。
つまり、長い時間パソコンの前に張り付いて、お金を費やせる人程楽しめるのです。
中にはデイトレーダーという働き方をしており、
パソコンの前に居ざるを得ない方もいらっしゃると思いますが、
ゲームに人並み以上に参加して楽しんでいらっしゃる方は未就労なり、
自宅に籠っている方等、何かしらの形で居場所が無い方が多いと自分なりに感じました。
そういった自分の現状は棚の上に置いて、ゲームの中で活躍する自分に陶酔する…
こんな人とゲーム上で対峙する中で、正直「気持ち悪いな」という気持ちが芽生えました。
その人自身がどうこうというよりは、その人が現実から逃げている姿勢に対してです。
結局は、私自身もどんぐりの背比べな状況ではないかと気づくきっかけとなり、
そこから自分をどうにかしていこうと思うようになりました。
2.東日本大震災長期ボランティアの参加者
今年の3/11以降、私はひょっとしたきっかけから東北の被災地にボランティア活動へ行ってきました。
合計で10日間程の活動をしてきましたが、その中で出会う方々と触れ合う中で気づいたことがありました。
長期でボランティアしている方の中には、ご自身がボランティアをしている場合ではない方も少なくない。
私は、「ボランティアがどうあるべきか?」というような議論を展開するつもりではありませんが、
ボランティアをしている方には、
・近くに住んでおり、たまたま被害に合わなかった方
・昔住んでいたことがあったり、友人が住んでいたりと、その地域に縁のある方
・医療や看護・介護資格を持っていて派遣された方など…
様々な理由があると思います。
その中に、「必要として貰えるから」という方がいらっしゃるのも事実です。
実際、私が支援活動をしていた地域に長期で泊まり込みでボランティアをしている方には、
非常に優しい気持ちを持った方々なのですが、無職だという方も少なくありませんでした。
勿論、無職であろうが、実際に津波の現場での復旧作業には活躍することができます。
来て頂けることは、被災者の方にとっては大変助かることだと思います。
一方で、そういった無職のボランティアの方の中には、人を助けている場合ではない方もいるのです。
なぜなら、その人自身が自分の人生を生き抜く術を有していないからです。
私もまさにそんな1人だなと感じることとなり、人助けをしたいなら自分がしっかり生きないといけない。
その為には、形態はどうであるにせよ自分は就労を目指そう。
そう思うきっかけとなったのです。
次回は、実際に就労に向けて行っていった行動を振り返り、
またその中で困難だったことを取り上げていければと思います!