茨城県土浦市のJR常磐線荒川沖駅周辺で23日に起きた連続殺傷事件で、指名手配の殺人容疑で逮捕された無職金川真大(かながわまさひろ)容疑者(24)(土浦市中村東)は事件当日、宿泊していた東京都内から常磐線に乗って荒川沖駅で降り、警察官が警戒する改札を通り抜けていたことが24日、わかった。
 県警は、改札の中側と通路側に各1人、駅の構外を含めて計8人の警察官を配置。金川容疑者はいったん構外に出た後、事件を起こした可能性もあり、県警は金川容疑者を発見できなかった経緯について詳細な検証を求められそうだ。

 これまでの調べによると、金川容疑者は、手配容疑の事件が起きた19日以降、都内に逃れて宿泊する一方、22日には常磐線に乗って荒川沖駅で降車、同駅周辺から「早く捕まえてごらん」などと110番通報していたことが判明している。

エステ料金を支払う能力が乏しい若者に高額な契約を結ばせたり、虚偽の説明で悪質な勧誘をしたりしていたとして、東京都は24日、業界大手「ラ・パルレ」(東京都港区)に対し、特定商取引法違反で新たな契約の勧誘や締結を25日から3カ月間停止する命令を出した。対象は、都内の17店舗になる。
先月28日に指定暴力団に指定された九州誠道会(本部・福岡県大牟田市)の会長、朴植晩容疑者(55)を、警視庁が覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで指名手配していることがわかった。

 調べによると、朴容疑者は今月中旬、東京都内で覚せい剤を使用した疑い。「客の様子がおかしい」という墨田区内のホテルからの通報で駆けつけた本所署員が、尿の任意提出を受けた。しかし、その場で簡易鑑定を行うには量が少なく、数日後、本鑑定で覚せい剤の成分が検出されたものの、すでに朴容疑者の行方は分からなくなっていたという。