「ブレーキランプ 5回点滅 ア・イ・シ・テ・ルのサイン」
1日のデートを終え、彼女を家まで車で送り届ける。そして去り際、次の角を曲がる前、ブレーキランプを5回点滅させる。それは「愛してる」というメッセージ……。
これは、DREAMS COME TRUE(ドリカム)の名曲「未来予想図II(89年)」の歌詞で表現されたシーンの1つだ。
さやかは、自分自身を見つめなおすために、有休をとり、1人、スペインを訪れる。そこで、さやかは偶然慶太を見つける。しかし、そのとき目に入ってきた光景は……。
長い年月を経たさやかと慶太に、もう一度「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」を届けるチャンスは訪れるのだろうか……。
日本、そしてスペインと舞台を変えながら、10年という長い歳月をかけたストーリーの中には、恋愛、夫婦の倦怠(けんたい)期、親子の愛など、必ずどこかに共感できるものがある内容となっている。
さて、公開を目前に控えた10月3日、都内、ZeppTokyo(東京都江東区)にて完成披露試写会が開催された。
会場では、松下さん、竹財さんほか、出演者の原田泰造さん(37)、松坂慶子さん(55)、加藤雅也さん(44)、石黒賢さん(41)、関めぐみさん(22)、藤井美菜さん(19)、弓削智久さん(27)、そして監督の蝶野博さんが登壇し、総勢10名による舞台あいさつが行われた。
主演の松下さんは「私自身、大切な人に、大切なことをきちんと伝えることの大切さを学びました。すごく優しい気持ちになる映画です。見終わったら、今日はぜひ、大切な人と手をつないで帰ってください」と語った。また、撮影現場で初めて、主題歌を聞いたときには、ヒロインさやかの気持ちを代弁している歌詞に強いメッセージ性を感じて泣いてしまったという。
そのときの様子を蝶野監督はこう語る。
「撮影中、松下さんが夜、ヘッドホンで曲を聴きながら泣いてた。それだけの力があの曲にあるのだということを思いました」
穏やかなあいさつが続く中、花火職人役の原田はあいさつの最初に「曲がったことが大嫌い~、はーらーだたいぞうです」と、おなじみの歌で、会場を沸かせた。
「花火職人の役は本当にすごくすごく静かな役で、役作りのために、家でも静かにしていて、妻に『何黙ってんの』って怒られました」と終始、笑いを提供していた。
舞台あいさつにはサプライズゲストとして、ドリカムが登場し、主題歌を披露する予定だったが、ボーカル・吉田美和さんの夫が急死したことに関連してキャンセルとなった。
松下さんは「歌とこの映画を大切にし、いつかまた吉田さんの歌を聞きたい。そのときを楽しみにしています」と、コメントした。
映画「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」は10月6日(土)、東京・丸の内ピカデリー2ほか全国順次ロードショー。
