トリエステは日本でいうとJFL相当のクラブです。
しかし練習場で監督から突然「リョータ、今からとても大切な会議がある。だから君に暫定監督を頼みたい」との事。
その3分後に
監督デビューしました(笑)
予想もしなかった形だったので驚きましたが、個人的には良い機会だなと思い了承。
カンボジアのクラブやラオス代表では英語でしたし、僕はアシスタントだったためなんとなく誤魔化せていたので、ここで一回地獄を見るべきだなと(笑)
楽しくもあり課題も見えましたので、ここで振り返ろうと思います。
途中から監督が来たため、僕の担当は約50分程度。
練習終了後のフィードバックでは、選手や途中見ていた他のコーチ、監督からの評価は悪くはありませんでした。
(僕に気を使ったのかも知れませんが)
しかし課題として
①語学力
②メニュー
に改善点が見つかりました。
①語学力に関しては超超超苦戦しました(笑)
②のメニューにも関係するのですが、メニューの説明とそれに対する質問への応答でも苦戦しました。
妥協と捉えるか要領が良いと捉えるか意見が分かれるかと思いますが、"今日"の練習だけをスムーズに行かせたいのであれば、いつもやっている練習やもっと簡単なメニューでも良かったと思います。
(ちなみにポゼッション練習がテーマ)
良かった点としては、選手の意見を取り入れたため、僕の考えていたアイデア以上のものが出来たという事です。
また、これも良いか悪いか意見が分かれるところだと思いますが、僕に対して協力的な選手がいたため、"思っていたよりは"やり易かったです。
監督が前持って「リョータをリスペクトする様に」と声をかけてくれていたみたいです。
僕と選手達との普段の関係も悪くなく、一緒に笑いあったりもするので、僕の語学力以上のコミュニケーションが取れているとも思います。
ただし、とても広大なブラジル。
良心的なチームばかりではありませんし、
悪ガキが集まるチームに僕が今日いきなり監督としてやってきて信頼関係も無い状態であれば、恐らく練習は崩壊したであろうとも思います。
心から監督、選手達に感謝です。