高校卒業からはや4年


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ジャクソンはフリーターとして働きながらチームを探していた。

< トライアルは何個も受けました。プレミアリーグで言えばアーセナル、エヴァートン、ウェストハム。全部落ちました。もう精神的にもボロボロでしたよ。2部チームだって受けました。ノッティンガム、ミルウォール、リーズ、シェフィールドW。全部ダメでした。でもプロになりたかった。外国に出ていけばいいのかなと思っていた時、Twitterで選手を募集しているチームを見つけました。それは ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アイルランドの首都ダブリンに本拠地を構える
ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン
通称UCD AFC。

2部から昇格してきたもののストライカーだったリッキーという選手が膝の半月板損傷。本人も38歳とキャリアの晩年を迎えていたため現役引退を発表した。FWが1人しかいなかったため、彼の膝は限界を迎えていた。チームにもお金が無く、スカウトを雇う金すらなかった。公式Twitterで選手の募集をかけることがまず最低限できることであった。このツイートをアイルランドの英雄ロビー・キーンもRT。誰かこのチームを救ってやってくれ。そう添えた引用RTは瞬く間に世界に発信された。ブライトンのDFシェーン・ダフィーもRT。それを見つけたジャクソンはすかさずURLに飛んだ。

ーーーーー  行くしかないと思いました。年齢的にも22歳。同世代には世界で活躍する選手も沢山いる。ラストチャンスだと思っていました。3日後にクラブから返信が来ました。

ーーーーー 明日、ダブリン大学に来てください。食堂で待っています。


それだけが書いてありました。
僕は母にだけそれを告げてすぐに家を飛び出してアイルランドに向かいました。僕が住んでいたオックスフォードからフェリーも使って約7時間。長旅でした。船の中で寝ました。肌寒い夜でした。しかし心の中は激しく燃え盛っていました。やっとプロになれるかもしれない。そういう思いでしたね。ーーーーーーーー


やっとの思いでプロになることが出来たジャクソン。
ついにリーグは開幕を迎えます。


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