新宿から出発したグレーのバスは旅籠しんでんに向かった
ふと窓の外を眺めると
いつも行く病院の受付に飾ってある絵の世界に入り込んでいることに気がついた
季節感溢れる色とりどりの木々
一昔前前の日本を感じられる風情ある建ち並
日本の農業を支える農家の姿
現地のおばちゃん手作りの焼き饅頭
これこそが本来のあるべき日本の姿
むしろ日本にしかない姿なのである
ついつい新しいものばかりに
目がいってしまいがちだが
古いものにも
少し目を向けてみることで
その物の本当の姿を知ることができるのだろう
誰かの手によって閉ざされた扉を開くには
扉の奥深くにある明かりを輝かすことが必要だろう
君のことはよくわかっている
けど、その明かりを見つけることができない
そう…
君がどんなに僕のことを知ろうとしても
君と僕の関係はその程度
もし君が僕の扉の前に立ってくれていたら
僕の中で永遠の輝きを放っていただろう