ここ最近釣り具業界の変なところに気が付いた。バス業界の話です。
なぜ、原価の高いsicリングにここまで日本の各メーカーはこだわっているのだろうか?、とふと考えた。アルコナイトやアルミオキサイドといった安価な素材があるにも関わらず、頑なに高価なSICにこだわる各メーカー。
そもそもSICとは何か?
ケイ素(Si)と炭素(C)の化合物のことで、シリコンカーバイトのことである。と富士工業のHPに書いてある。簡単にまとめると、放熱性が良くて、滑りが良く、超硬度、超軽量、な素材でとても優れている。
バスロッドにここまでいいものを使う意味があるのだろうか?放熱性?バスの大物でも、強いロッドを使えば5分もあれば上がってしまう。そもそもファイト時間は短く摩擦は少ない。滑りもそんなに気にする必要はないだろうどっちにしろ泥やゴミはつくものだ。ルビー並みの硬さがあるようだが、正直バスロッドにそこまで必要ない。軽さはいい点だろ。
私が考えて総合すると、バスロッドにここまで高性能なリングはいらない。安価なアルコナイトやアルミオキサイドをバスロッドでは採用するべきである。
日本のメーカーはSICリングではないと売れないと思っているのか?それとも利益の問題なのか?謎である。安くて必要十分な性能があるのだから積極的に使うべきなのに。何か業界の暗黙の了解でもあるのだろうか。
