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川崎F 3ー4 磐田

用事があり、我那覇に先制されたところで外出。

「またか…。」

そんな想いを抱きながら、テレビを後にした。


ジュビロサポなら、最近磐田のお家芸となりつつあるサポーターへの"アメとムチ"を感じていた人も多かったはず。
復活を感じさせる試合の直後に大惨敗。
「もしかしたら今回こそ…」なんて儚い希望を、ことごとく粉々に打ち砕いてきた。
人間力になってからは、そのアメすら満足に与えてもらえず、最近に至っては復活うんぬんより、いつかもらえるであろうアメを待ちわびてすらいたかもしれない。


用事を終え帰宅したら、テレビには予想外な《2ー2》とうスコアが。

てっきり
マコがジュニーニョにぶっちぎられたり
金が我那覇に裏とられたり
して虐殺されてるかと思いきや、同点なんてやるじゃん。
でもはっきり言って、この時点では
『川崎終了間際の勝ち越し弾で勝利!』
の前フリぐらいにしか思ってませんでした。

しかし直後、そんな冷ややかな自分を急速に熱中させる交代劇が。

《カレン→中山》

『ゴンキタ~~~!!!』
久々の早い時間からの出場!
この辺りからテレビに釘付け。

そして、間もなくして久しぶりに最高潮の瞬間が訪れる。

右サイド太田のシュートが弾かれ、前田のプッシュもバーに嫌われる。誰もが頭を抱えた刹那、こぼれた先には彼がいた。足でクリアにいこうとしたDFに頭から突っ込み、ボールはそのままネットに吸い込まれていく。

「…うおぉぉぉ!!!!」

気づいたらテレビの前で叫んでいた。
彼が帰ってきた。
ゴール前での脅威の泥臭さ。

待ちに待ったゴンゴール。

本当に久しぶりに、心から勝利を願った。

その後もジュビロは死力を尽くして闘っていた。

前田の最後までフォローしたからこそ生まれたゴール。

完全に集中が切れたDFの、緩慢な守備からすぐさま失点。

そこからは何とか耐え抜き、難敵から手に入れた勝ち点3。

この勝利はとてつもなく大きい。

"アメ"ではなく"復活"の予感漂う試合だった。

磐田中間レポート(1)

前節、新潟に7ー0とスカ勝ちした我らがジュビロ。
今年のグダグダっぷりにコラムを書く気なんて全くしなかったが、久々の大勝に気分が良いので、このタイミング今シーズンのジュビロを振り返ってみる。


GK 川口 ★★★
あなたがいなかったらどうなっていたことか。安定しないチームの中、あなたの安定感はピカイチ。

DF 田中 ★☆☆
最近調子を上げているが、ケガによる離脱やトータルの出来で判断するならこの評価。全盛期ほどの存在感はなく、スピードで裏を捕られるシーンが目に付く。

DF 鈴木 ★★☆
低調なチームを鼓舞する姿に感動。積極的な攻撃参加も○。アジもやっとSBで使う気になったし、期待も込めての評価です。

DF 金 ★★☆
対人プレーはチームNO.1。今後のジュビロを支えるであろう存在感を、今シーズンも存分に見せてくれた。連携も向上し、十分なパフォーマンス。

DF 服部 ★☆☆
相変わらず読みは鋭いが、いかんせん1対1に弱すぎる。動けないベテランがSBでは…。ここのポジションこそ、若手の突き上げを期待している。

DF 茶野 ☆☆☆
誰もが認めるザルプレーヤー。マークが甘かったり、相手のドリブルにちぎられたり、毎試合一度は決定的な場面に絡む離れ業。

DF 大井 ★☆☆
主力のケガなどで与えられたチャンスも生かせず。まずは茶野を超えるところから。

清水 2-3 G大阪

5試合で3失点(PK、FK、自滅)と、鉄壁を誇る守備陣の清水
外国人が絶好調(マグノ6点、フェル4点)の、破壊力抜群のG大阪
個人的には今節最注目の1戦。

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試合序盤は清水ペース。
相変わらず守備は堅く、高い位置からのプレスでボールを奪い、すかさずサイドに散らす。
ここまでは、去年から培ってきたベースが生かされている。
しかし、課題のフィニッシュは解決していない。
左クロスから、ジェジンがド・フリーでもシュートを決められず。
G大阪も時折、個人技を織り交ぜた鋭いカウンターを仕掛け、清水ゴールを脅かす。

一進一退の好ゲーム、先制はG大阪。
家長のフェルナンジーニョとの股抜きワンツーから、左足で
豪快にゴール!!
股を抜かれた後の、森岡のゆるい対応が気になる。
その後、シジクレイにド・フリーで打たれるも、これはポストの左に外れる。

しかし、清水も前半終了間際に怒涛の反撃。
矢島が左サイド、シジクレイを交わし強引にシュート!
DFに当たるも、その後ゴール前のこぼれ球を兵働華麗なミドルシュート一閃!!
さらに直後、クリアボールをジェジンがそらし、矢島シジクレイをなぎ倒し
キーパーとの1対1を冷静に股抜きゴール!!

後半も一進一退の攻防。
矢島の負傷退場に代わって出場のマルキーニョスのシュートが、横になったDFに止められれば、
G大阪も播戸&マグノ&フェルの巧みな連携からチャンスを作る。

そんな中、右SB青木のクロスを青山がクロスしきれず、
裏のフェルナンジーニョが落ち着いて流し込み2-2の振り出しに。
さらに終了5分前、またしても青木のクロスを今度はマグノがゴール前粘って、
豪快に叩き込み、清水はこれで万事休す。

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ほんと両チームとも攻守の切り替えが早いし、攻撃のアイデアも豊富だし、
それに個人技も織り交ぜられてて、非常に素晴らしい試合でした。

まず特筆すべきは、清水の矢島!!
なんてったってあのたくましいモネールひきずって突破だもんな。
1点目も矢島のドリブルの仕掛けからだし、期待十分!! と思ってたら前半で負傷交代
試合中タッチラインで肩を気にしてるな~と思ったら、やっぱ怪我だったのね。
長期離脱が非常に心配。

続いて、守備陣(山西高木伊東)。
おいおい、3点取られてるじゃん! って、この3人がいなかったらもっと取られてました。
ロングボールをはじき返しまくり!(高木)
サイドからのパスをナイスカット(山西) ←青木の対応には、右に枚数かけられてたんでまあ仕方ない。
中盤の底でパスカット、組み立てと獅子奮迅(伊東)
前半の段階ではここに青山も入ってたんだけど、同点の時のあの守備はないわ

まあ、清水の完成された組織的な守備も、G大阪の個人技にはかなわなかったんだな~。
それだけG大阪の個人技は素晴らしいし、守る側は1対1を避ける配慮が必要

最後に個人的に気になるのが、藤本に関して2つ。
1つは、CKの質
チャンスらしいチャンスが生まれない。
2つは、バックパスが弱い
前の試合もそうだが、今日もピンチを招きかけた。
この2つ以外にも叩けば出てきそうだが、まあこれからの飛躍に期待。

あ、そうそう、ジェフから来たチリ毛、今日は全然だわ。