今年度の6年生へ送るメッセージは、これに決めた。
毎年、3月の解団式でスタッフから6年生へ向けてメッセージが送られる。
ここ2年ほどは、仲間を大切にしましょう。周りの方へ感謝をしましょう。
みたいな話をしていたが、自分でも同じ話をするのは飽きた。
今年度は『時間』について。
日本人の平均寿命は
男性 80.79歳
女性 87.05歳
(平成27年7月27日時点)
子供たちの多くが目指しているだろうプロサッカー選手の平均引退年齢は、、、
Jリーグ平均引退年齢 25歳
三浦知良(50歳)のような選手もいるが、
多くの選手は怪我や下部リーグでの選手生活を終え引退する。
単純計算ではあるが
小学6年生 12歳
Jリーガーの平均引退年齢 25歳
残りは13年。
これまで生きてきた人生をもう一度繰り返したら、そこには引退が迫っている。
この時間を短いと捉えるか、長いと捉えるか。
本気でプロサッカー選手を志すならば、
『今なにをするべきなのか。』
「目標を持つと、進むべき道が見えてくる」
日本人初のブンデスリーガーである奥寺康彦氏の言葉。
プロサッカー選手としての寿命を考える一方。
残りの人生は、、
80歳-25歳=55歳
サッカー選手としての人生の方が圧倒的に短いのだ。
サッカー以外をしている自分を想像できますか?
サッカー選手を引退した後、何をしますか?
本気でそれを考えたことありますか?
自分自身、サッカーの指導者をこの先40年続けることは今は想像できない。
自分の未来は別のところにあるのだろうか。
これまでの話は、あくまでも平均を用いての話。
実際には何歳まで生きるかもわからない。
であるとするならば、自分は何をするべきだろうか。
これに関しては、どんなに偉い先生も教えてはくれない。
唯一の指針は自分の中に。
スティーブ・ジョブズの言葉を借りる。
『自らの情熱に従うこと。』