2022年Jリーグは我らが横浜Fマリノスの優勝と言う嬉しい結果で幕を閉じた。
ホーム最終戦で念願だった現地観戦を果たして、やっとこさマリサポの一員になれたのかとも思った。
その時周囲から
「27年ぶりとは凄い」
と同時に
「しんさん来れば優勝🏆」
とも言われ
「あれ、そう言えば」
となった。
最初の星と今回追加した星しか見ていない自分だが、両方を振り返ってみたい。
1995年11月30日
自分は旧国立競技場のバクスタにいた。
隣りは空席、手には2枚のチケットを握っていた。
隣りにいる予定だった妻は病院のベッドにいるままだった。
その年の夏、妻は原因不明の病気で歩くのが困難になり、あちこちの病院を回ったが原因がわからず、やっと見つけた神経内科のある総合病院に連れて行ったら、緊急入院となってしまった。
その後色々な検査の結果、原因はわかったものの症状はあまり改善されず2ヶ月ほどが過ぎた。
薦められて手術したところ、快方には向かったたものの日常生活には程遠い状態だった。
会社でも仕事を定時でアガれるように配慮して貰い、毎日帰りに病室に寄って、途中で弁当を買って帰る日々。
加えて共稼ぎ前提で住んでいた賃貸マンションの契約更新も迫っていた。
もう経済的にも無理だと思い、会社の人事に泣きついて、社宅に入れてもらう事にした。
引越したのは11月の上旬、都内から埼玉へ文字通りの都落ちだった。
その様な中でJリーグセカンドステージは見ていられる状況でなかったが、マリノスと宿敵ヴェルディのチャンピオンシップでの対戦が決まった。
手術後の経過は順調な妻の前で
「国立にチャンピオンシップ見に行こう、絶対二人で行くんだ」
と言って自分を奮い立たせた。
そしてチケット発売の日。
前の晩は港北区の実家に泊まった。
そして朝電車が動く前に父に送って貰って、鶴見駅西口の西友の中のチケットぴあに行った。
案の定徹夜組が並んでいたが、10番目くらいを確保。
周りの人と話しているうちに発券時間となり、2枚のチケットを手にした。
チケットは買ったものの、妻はようやく一人で歩ける程度。
外出は覚束ない。
半分以上わかってはいたものの、残念な気持ちで国立に向かった。
駅からの道すがら、ダフ屋の
「余り券買うよー」
の声には、心の中で
「誰が売るものか」
と返して、スタンドに行った。
試合は一進一退だったが、鮮やかなカウンター一、メディナベージョの突破からのビスコンティのゴールが決まり、1-0でマリノスが勝った。
そして次の試合も勝ち、マリノスが優勝したのだった。
おかげ様で妻は回復し、その年の暮れには退院して社宅の人となった。
正直「それどころでない」状態だったが、だからこそ鮮明に記憶している一つ目の星だった。
胸の星が眩しいマリノスをまた見に行こうと思ってはいたものの、赤いチームのホームタウンから三ツ沢は遠い⤵️
と思っているうちに、自分の中でもスタジアムは遠い存在になってしまった。
そのうちに日産スタジアムが完成したのだが、実家からなら自転車で行ける距離なのに足が向かなかった。
母が亡くなり、父が実家を引き払ったら、更に遠い存在になってしまって、テレビでマリノスの試合を見るだけになっている間に、二つ目と三つ目の星がついた。
自分の中で遠い存在になってしまっていたマリノスだったが、たまにしか見ない間にプレースタイルは大きく変わっていた。
堅守速攻から超攻撃的サッカーへ。
偶然見た試合で閃光のように輝く選手を見つけた。
スピードスターの名の如く敵陣を切り裂いてゴールを決める。
23番仲川輝人選手のプレーは冴え渡っていた。
ゴールを量産し、四つ目の星を獲った。
それを見ていて
「このサッカー楽しい、また応援したいなぁ」
と思えるようになって来た。
そんなある日、Twitterで妻も好きなぬいぐるみ関連のツイートを見ていたら、マリノスのマスコットの写真を撮って、毎朝ツイートする方を見つけた。
少ししてお聞きしたら、マリノスの協賛企業の社長さんだったと知り、ビックリした。
その方の薦めで場所をお借りして「マリサポぬい撮りの集い」を企画したのだが、久しく現地観戦しておらず、マリサポのリアルな仲間もいなかった自分には無謀なイベントだった。
にも関わらず、社長さんのアドバイスや多くの方の協力を頂き、なんとか終了することができた。
その上でリアルのお仲間もできたことは凄く嬉しかった。
その後ももう一つの楽しみであるアイドルライブの関係で、なかなか観戦に行けなかったが、今年のホーム最終戦は一念発起して日産スタジアムに向かった。
新横浜駅の様変わりした姿に浦島太郎状態になりながらも、初のスタジアムに着いた。
即お仲間さんやTwitterで絡んで頂いている方とお会いし、挨拶することができた。
そしてその日やっていた「集い」に参加させて頂いたりしているうちにキックオフ。
初めて現地で聴いた民衆の歌には感動して、涙が出そうだった。
圧倒的にボールを支配し、目の前で四つもゴールを決めて、試合はマリノスの圧勝だった。
4点目のゴールを決めたのが仲川選手だったのも嬉しかった。
このリアルな感動を分かち合える喜びは他では絶対味わえない!
今度は間を空けずに来ると誓った自分がいた。
長くなってしまいましたが、自分のマリサポとしての歩みのようなものを綴らせて頂きました。
読んで頂きありがとうございました。


