ミキポのおでかけ備忘録 -5ページ目

ミキポのおでかけ備忘録

東京発
主に国内旅行の記事をUPしています
好きなものは日本史、お城、ジブリ、ディズニー、韓国ドラマ、野鳥観察
英会話学習中

第1ゲートからグラバー園を出ると、すぐ近くに「大浦天主堂」があります

この教会は外国人のために建てられましたが、建立の翌年に日本の潜伏キリシタンたちが訪れ信仰を告白したことで、江戸時代に密かに信仰を守り続けていた潜伏キリシタンの存在が明らかになったという「信徒発見」の舞台だそうです十字架



拝観する予定でしたが、時間と体力の都合上割愛…

「祈りの三角ゾーン」



大浦天主堂(キリスト教)、妙行寺(仏教)、大浦諏訪神社(神道) と、3つの異なる信仰がひとつの画角に収まるという、長崎ならではの宗教的風景お願い

「大浦天主堂」電停から再び路面電車にのり「出島」で下車
普段なら歩けるぐらいの距離なのですが、時間と体力の都合上路面電車を利用

「出島和蘭商館跡地」



「出島」は江戸時代に鎖国政策が行われている中で唯一、西洋との貿易が許された人工島です

明治以降に周囲を埋め立てられ陸続きとなっていますが、現在は江戸時代の扇形の島をできる限り再現した形となっています

長崎駅周辺や長崎港ターミナル、この日利用した 石橋電停 付近もかつては海だったそうですあんぐり



平日の夕方で人もまばら
復元整備事業が進んでおり、11年前に訪れた時に比べて展示も充実していましたニコニコ

が、グラバー疲れでもうヘトヘト
ミニ出島などをざっと巡って観光終了無気力



そして
この近くで水産加工業を営んでいる古い知り合いのお店を訪問🐟
20年振りに思いがけず再会ができ、短い時間ではありましたが思い出話に花が咲いて懐かしさが溢れましたおねがい

この日の夕飯は、居酒屋「出島亜紗」へ
ネットで調べて予約して行ったのですが、従兄や知り合いからも「あそこはいいよね」と言って貰い、期待が高まります音符

カウンター席で乾杯



刺身盛りと、馬刺し



長崎の郷土料理、鯨のスジポンに



こちらも長崎の郷土料理、ハトシ



長崎サラダは見た目がカラフルで「ちゃんぽんみたいと喜んでいたら、下からパリパリ麺が登場!
皿うどんの方でしたニコニコ



これらの他にも、長崎ならではのお料理が堪能できて大満足ハート

最後に「長崎新地中華街」を散策しながらホテルへ



閉店時間が早いらしく、ほとんどのお店が閉まっていたので雰囲気だけ…龍
時刻は12時過ぎ
上陸がなかったため予定より1時間ほど早く戻って来ました船

ターミナルから徒歩5分ほどの場所にある「カフェレストラン レッケル」さんでランチ
お昼どきで混んでいるかなと心配でしたが、空いていました

前日に引き続きの「トルコライス」と、「ロコモコ」を注文



トルコライスは向日葵とはまた違った味で、ロコモコも美味しかったですニコニコ



午後は「グラバー園」と「出島」を見学する予定なのですが、偶然にも今回の旅のきっかけのひとつでもあるドラマ「海に眠るダイヤモンド」の展示が「長崎スタジアムシティ NORTH」で開かれているため、先にそちらへ行ってみることにしましたダイヤモンド

「大浦天主堂」停留所から路面電車(長崎電気軌道)を利用し、「新地中華街」で乗り換えて「スタジアムシティノース」で下車



路面電車の運賃は、どこまで乗っても一律150円指差し

「海に眠るダイヤモンド展」



ドラマで使用された小道具や写真などが約40点ほど展示されており、小規模ではありましたが楽しめましたニコニコ



朝子の花瓶や鉄平の日記などドラマに欠かせないアイテムの中で、特に ギヤマン が素敵でした目がハート



10分ぐらいで観終えてしまい短い滞在時間となりましたが、再び路面電車に乗り「グラバー園」を目指します

グラバー園の入口は2箇所あり、第1ゲートに近いのは「大浦天主堂」停留所ですが、1日に3回開催される無料の園内ツアーに参加しようと思っていたので、受付場所の「旧三菱第2ドックハウス」が近い第2ゲートから入場することにしました

そのため帰りは一つ先の「石橋」停留所で下車



第2ゲートは高台にあり「グラバースカイロード」の斜行エレベーターと垂直エレベーターを乗り継いで10分ほどで到着



ガイドツアーの受付を済ませ、開始時間まで近くをブラブラして戻ると、10名ほどの参加者が集まっていました

「旧三菱第2ドックハウス」



15時の園内ツアーが始まり、まずはドックハウスの2階で市街を眺めながら、長崎の歴史や地形についての解説を聞きました



その後に各建造物を回り、園内に関する事だけでなく広い目で見た歴史や豆知識などを解説していただき、その情報量に頭はパンク寸前無気力

園内の建造物の中で唯一、元の場所に現存している「旧グラバー住宅」



同じく外国人居留地であった横浜や神戸は、震災や戦災によって多くの建物が失われましたが、この地域はそれらの大きな被害を免れたため、現存する最古の木造洋風住宅として保存されています



家主である「トーマス・グラバー」はスコットランド出身の商人で、幕末には薩長などの倒幕派を武器の供給などで支援し、明治維新に影響を与えた人物です
その功績から「青い目をした志士」とも称されることがあるそうです

所要時間60分のところを大幅にオーバーし、16時半に園内ツアーは終了

とても勉強になったのですが、西日で暑い中、下りとはいえ石畳の上を歩き続けていたのでだいぶ足が疲れてしました昇天
素泊まりなので、朝食は前日にコンビニで買っておいたパンとコーヒー、そして向日葵亭で購入したレモンパンメロンパン



紙袋のイラストが可愛いハート

この日は午前便で「軍艦島」へ

正式名称を「端島」といい、島の外観が軍艦に似ていることから軍艦島という愛称で呼ばれるようになりました

かつて炭鉱の島として栄えた場所で、1974年に閉山して無人島となり、住宅や施設は老朽化が進み廃墟として残っています

軍艦島上陸ツアーの催行会社は何社かありそれぞれに特徴があるようでしたが、一番ガイドが充実していそうな「軍艦島コンシェルジュ」さんで予約をしました
デジタルミュージアムの見学も付いています

1月上旬に空き状況をチェックした際、既に席が埋まり始めていたので急いで予約

1階自由席の「スタンダード」と、2階指定席(中央)の「プレミアム」、2階指定席(窓側)の「スーパープレミアム」と、同じ便の中でも3種類プランがあり、一番高いスーパープレミアムをチョイスキメてる

集合は「軍艦島デジタルミュージアム」
ホテルからは徒歩5分ほどで到着し、開館の数分前から人が集まっていました



晴れていても風や波次第では欠航になる場合もあるので、とにかく催行される事を祈るばかりでしたが、この日はひとまず出航はできる模様

上陸に関しては「現地判断」とのことで、ギリギリまでわかりません驚き

入館して受付を済ませて、集合時間の10時までミュージアム内を見学します



4階まであるので、空いているうちに撮影スポットを巡り、人気のVR体験をしました



VRは約6分間の映像で軍艦島の上空から内部に入り込み360度見渡せますひらめき
なかなかリアルで見応えがありました

デジタルミュージアムと言うだけあって映像展示が多く、じっくり見学していたらとても1時間では周りきれないボリューム



ドラマの出演者の方々も訪れていたらしく、サインが飾られていましたおねがい



時間になり3階の集合場所にはプレミアム、スーパープレミアムの参加者が集まっていました
まずはこちらで簡単な解説を聞き、徒歩で常盤ターミナルに移動します



希望者は乗船前に船の前で自分のカメラで写真撮影をして貰えますカメラ

指定席の船内には自由にいただけるドリンクやちょっとしたお菓子が置いてあるなど至れり尽くせりジンジャーブレッドマン



そしていざ出航船

するとすぐに後方のデッキへ案内され(こちらは席指定なし)解説を聞きながらのクルーズ

晴れていて気持ち良いニコニコ



前日に展望台から眺めたイージス艦を横目に進み、女神大橋をくぐってしばらくすると右側に白い教会が現れ、海岸の岩の上にマリア像が見えます
(と、事前に従兄から教えてもらっていたので、双眼鏡でバッチリ確認)

長崎港は湾内にあるので波が穏やかですが、女神大橋を越え東シナ海に出ると波が高くなり、船が時々大きく上下に揺れて若干船酔いが心配になりました不安

スタッフの方も終始 乗客に具合が悪くなっている人がいないかを気遣ってくれていました赤ちゃんぴえん

船酔いに効果があると言うコーラやチョコ系のお菓子をいただきながら、乗船から40分ほど経ち、ついに軍艦島が見えてきましたひらめき



ここで周遊についてのアナウンスがあり、いちばん軍艦ぽく見える位置に停滞し 船の先端デッキに移動して写真撮影ができるとのこと

これも波の状態によってはデッキに出られないそうなので、それを聞いてみんな思わず拍手おねがい

先端は特に揺れが激しかったですが、飴を舐めたりして気を紛らわせながら、撮影をしたり軍艦島を眺めたり楽しむことができました



上陸については、波の高さが基準値から僅か1cm上回っていて、20分後に再び計測しても下がらず、上陸は叶いませんでした赤ちゃんぴえん

1cmぐらいどうにかならないものかと思いがちですが、安全を一番に考えての判断なので仕方ない

船長から上陸不可についてのアナウンスがあり、船は帰路へ…

遠ざかってゆく軍艦島…



帰りはちょっとした抽選会もあったり(はずれましたが)、どのような状況になっても乗客が楽しめるよう色々工夫されていて、ホスピタリティに溢れた良いツアーでしたにっこり

ツアー料金も11,310→8,000円に変更になりました財布

青空の下で良い写真も撮れて、上陸できないパターンの中では最高のシチュエーションだったのではないかと思います音符