なかなか子供ができないっていう事実に戸惑っていました。
そんな時、襲ってきたのが自己嫌悪でした。
今振り返ると、かなりバカなこと考えてたなって思います。
なぜバカなことって思うかって、そんなこと思う必要全くなかったってことに気が付いたからです。
◇
妊活をしている人にも色々なケースがあると思います。
自分の体に問題がある場合。
相手のそれの場合。
双方に問題のない原因不明のケース。
またはそれ以前の夫婦の問題を抱えている人もいると思う。
私の場合は無排卵や卵管の癒着など、医学的な体の原因は自分にあるケースでした。
で、それが発覚した時から激しい自己嫌悪と自分責めが始まりました。
あれがいけなかったのではないか、これがいけなかったのではないか。
そもそも素行不良で品行方正とは真逆の生き方をしてきた私ですから、自分を責めようと思ったらいくらでもネタがありました。
生き方が悪かったんじゃないか、だから罰が当たっているのではないか。
これもよく思っていましたね。
今、同じようなことを考えている人がいるとしたら言いたいです。
それは関係ありませんっ！！！
関係ないのです、ほんとに。
ただ、理由がみつかったら楽になれるというのが人ですから、頭は忙しく「コレ！」という理由を探そうとします。
もしね、○歳から煙草を吸っていたのが原因ですって言われたとする。
そしたらめちゃくちゃ落ち込んでそんな自分を責めるけど、それが原因だとしたら正直気が楽になるはずなの。
煙草のせいかぁ、って。
それを吸った自分のせいとはいえ、体に悪いものを摂取した結果だってことがわかれば一応の解決は見る。
原因がわかったら解決策ができるもの。
でもね、不妊と言われる現象にはハッキリとコレって示せる原因はないと思います。
私は医療従事者ではないけど、経験上そう思う。
いくら不健康で不摂生な生活をしてきている人でも妊娠する人は何度でも妊娠します。
どんなに悪行を繰り返してろくでもないとみえる人生を歩んでいる人でもなんなく妊娠する人はするんです。
逆に飲酒喫煙を生まれてこのかた一回もせずに生きてきて、健康にもめっちゃ気を付けている人でも不妊の人はいます。
品行方正、教科書の道徳が服を着たような人でも子供ができない人はいるのです。
それが単なる事実なんです。
当時の私は自分のこれまでのいけなかったことろや反省すべき点ばかり探していました。
自分のあらばかり探して、見つけるたびに責め上げて、叩きのめしていました。
そしてこれからは「いい人」になって「赤ちゃんに選んでもらえる自分」になろうとしていました。
でもね、変われない自分に苦悩していました。
当たり前なんだよね、別にこれまでも悪くなかったんだもん。
変わる必要なんてなかったんだよね。
無駄に自分を痛めつけて、バカなことをしてしまったって思う。
もっと、今ここをただ単に受け止めて、視野を広げられたらよかったって思う。
でも、当時の私にはそれが難しかったの。
私が今思うには、不妊の多くは真面目すぎる女性の心の我慢から起きる現象ではないかと思う。
どんなにわがままに見えても私はやっぱりものすごく色んなことを我慢して生きていた。
窮屈でなんだか生きづらくて、でもこんなもんなんだって思ってた。
わがまま言わないで周りや社会に合わせて我慢しなきゃって思ってた。
それが一番の原因だったように思う。
だからね、今同じように考えている人がいるとしたら伝えたいです。
誰のせいでもない、ということ。
無駄に表面上の原因を探そうとしないこと。
原因があるとしたらそれはもしかしたらあなたがまじめすぎるかもって疑ってください。
そして自分の本心を素直に見つめてみてください。
ああしなきゃ、こうしなきゃ、って思ってませんか？
私は、思いっきり思ってましたよ＾＾
妊活中は自分で作った泥沼に入っていきやすいです。
入ってとことん自分を攻撃して「かわいそうな私」に足元を明け渡すこともできるけど
それって健康的な女性の生き方とは程遠い。
ずっとそうしていた私はそう思います。
原因なんて探らなくていいよ。
罰なんか当たってないし、別に赤ちゃんはあなたを選んでないわけではない。
赤ちゃんが親を選ぶという世界が本当だとしたら、何か悪いことがあるから選ばれないのではなくて、タイミングを待っているだけ。
これは読んでくださる人に書いているようで、私が私に言っていることです。
どこかにいる過去の私に届きますように。
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