2297時時点日経平均株価CFDは21135円。

228日と31日のコロナの感染拡大情報及びアメリカの対応を考えると32日の市場開始時には20800円程度まで下落すると考えられる。

 

 コロナウイルスの性格が徐々にわかってきており、人類全体にとっての大きな危機になるべきものではなく、適切な対応をとればよい一つの疾病である可能性が高くなっていると考えられる。しかしながら各国の初動対応の悪さと反比例して過度な感染拡大防止策が講じられるいるように見受けられる。

 31日時点においてはインフルエンザ等の季節性感染症のなかでもやや注意すべき性質のものして対応をするのが妥当と考えるが、各国政府の対応は経済への影響を犠牲にしすぎた対応をとっておりそのために実態経済に必要以上な打撃を与えているものと考えられる。日本政府の判断の遅さを考慮すると今後少なくとも3月7日の段階までは政府の過度の感染拡大措置は継続するものと考え、経済への打撃をより深刻なものとすると予想する。現時点において企業の業績への影響はそれなりに存在しており、コロナウイルスが時間経過とともに徐々に消滅した場合には株価の上昇はゆるやかでかつ、一か月以上の停滞期が存在するものと予想する。また回復基調に入ったとしても以前の23500円の水準ではなく21500円から22500円の水準になると予想する。

 現状の株価は実際の影響としての下落に加えて直近の割高の株価のプレミアム分の下落も伴っいるもののいまだプレミアム部分は存在しているものと予想し、株価はいまだ割高水準にあるものと考える。

 一方で上昇要因として中国の回復患者数の大幅な増加が行われており、世界的なコロナウイルスへの対応がより適切なものへと転換するリスクも存在しており、その場合短期的に大幅な株価の回復リスクが存在する。但しこの場合も既に実体経済に与えている影響から21800円以上の価格が12時間以上にわたり維持されることはないと考える。ワクチンの開発状況にはいまだ情報がないもののワクチンの完成は早くとも4月中旬とみており完成した場合であっても経済への影響はコロナそのものではなく政府に要請によるものであるため上昇は一時的なものとなりワクチンの完成をもって株価の回復基調に向かうことはないと考える。

 

上記のような予想のもと今週の株価は日本以外の各国のコロナへの対策に注視し、大きなポジションを持たずに売りポジションにて入るべきと判断する。

 現在日経VIは40を超えておりオプション価格が上昇している。ヘッジにより持つことも可能ではあるが中期的には現在の株価は適正水準よりやや割高であると考え少量のロットにより短期的な上昇のリスクをカバーすることがより資金効率がよいと考える。また直近の先物が3月限でありこの場合短期的な上昇をカバーできない可能性があるため6月弦の先物取引を扱うべきと考える。

 

31日 各種指標 

 

日経平均(CFD) 21133

日経VI 42

NYダウ 25696

ドル円  108.6

オーストラリアドル円 70.364

ランド円 6.892

リラ円  17.318

 

32日 取引開始時点予想

 

日経平均(CFD) 20800

日経VI 42

NYダウ 25000ドル

ドル円  107.8

 

37日 530時点予想

 

日経平均(CFD) 20200

日経VI 34

NYダウ 24500

ドル円  106.8

オーストラリアドル円 68.5

ランド円  6.7

リラ円   17.1

 

331日時点 現状政策維持予想(30%

日経平均(CFD) 18500

日経VI 21

NYダウ 23000

ドル円  105

オーストラリアドル円 67

ランド円 6.7

リラ円  17

 

331日 適切政策転換予想(310日時点から)10%

 

日経平均(CFD) 20800

日経VI 16

NYダウ 25500

ドル円  107

オーストラリアドル円 70

ランド円 7

リラ円  17.7

 

331日 適切政策転換予想(315日以降から)60%

 

日経平均(CFD) 20000

日経VI 18

NYダウ 25000

ドル円  107

オーストラリアドル円 70

ランド円 7

リラ円  17.7