今現在のミランの優先事項はメルカートでの動きよりもマルディーニを補佐するSDの招聘である。
マルディーニはサッカー界でその名を知らないものがいないほどの知名度があり人脈もあり特にイタリアで各方面素晴らしい人脈があるが、メルカートでの交渉においては大きな不安があるので信頼できるSDの招聘が急がれる。
ターレ
今現在ミランが一番熱心に引き抜きに動いてるSD、マルディーニとエリオット両者から高い評価受けてる。
国外からの若い選手を発掘する手腕に優れており安く買い高く売るを実践しておりラツィオに多額の利益をもたらしている。
若手の発掘とメルカートでの立ち回りとミランが求める能力を持っているが、ラツィオのロティート会長は徹底抗戦の構えでラツィオも年俸UPの好待遇で契約延長のオファーをしており元々ラツィオとの関係も良かった事からもミランもオファーしてるが引き抜きはかなり厳しい。
オスティ
新監督に就任するのが確定的なジャンパオロと同じサンプドリアの現SD。
近年のサンプドリアを見れば分かるがターレと同じく若い選手の獲得が上手く、特にCBの補強は毎年ハイレベルな選手がサンプドリアから出てくる、選手の売却についてはターレの方が一枚上手のイメージ。
オスティ招聘した場合のメリットとしてサンプドリアで既に仕事をしていたのでジャンパオロとの連携がスムーズにいく。
サルトーリ
近年躍進を続けるアタランタを支える。
アタランタと言えば生え抜きの選手と若いイタリア人選手を獲得して育て売ってを繰り返してチームを作っているが近年カスターニャ、
ハテブール、デローン、フロイラーなどを筆頭に国外の若手への投資にも積極的である。
チームの好成績に比例するように選手の売却による利益も上昇しており、それによりイリチッチやサパタのような以前なら獲得できなかったような選手も獲得できるような好循環ができてきておりそれを仕切ってるサルトーリを引き抜くのは難しい。
マッサ―ラ
サバティーニの右腕として長年働きサバティーニが去りモンチがローマのSDになってからは、モンチのサポートに回りモンチがSDを辞任してからは自身がSDに就任したが18/19シーズン終了と同時にSD職を辞任、ミランが興味との噂もあるが行先として有力なのはボローニャ。
現在フリーの為クラブ間での交渉が必要なく、今までサポートする側での経験が豊富でマルディーニの顔を立てるという点メリットがあるが
メルカートでの交渉に大きな不安がある、どちらにせよあまり有力な候補ではなさそう。
ビゴン
ボローニャの現SDだが契約満了でマッサ―ラと入れかわる形での退団が有力、ナポリ時代には当時まだ昇格して間もないナポリを会長の
デラウレンティスと共に現在のナポリ基盤を作り、カバーニやイグアインの獲得に携わった。
ナポリ退団ごに加入したヴェローナでいきなりチームを降格させてしまい、そのご加入したボローニャでも最初の二年はまずまずの成績だったが、昨シーズンの夏のメルカートでチーム編成を失敗し降格しそうになるも監督交代と緊急補強で残留に成功。
ナポリ時代の実績は素晴らしいが最近の仕事ぶりはあまり良いとは言えない。
ガッリ
現役時代はミランでプレーし前ミランのプリマヴェーラの責任者、現在トップチームに在籍するドンナルンマ、プリッツァ―リ、カラブリア、クトローネをトップチームに送り込みそれ以外にもデシリオ、クリスタンテ、ペターニャなど多くのイタリア代表クラスの選手を輩出している。
育成年代での実績が豊富なもののトップチームでのディレクターとしての経験が無いため不安要素も大きい反面マルディーニやボバンとの関係を心配しなくてすむのはおおきなメリット。
ルイ・コスタ
ガッリ同じく現役時代にミランでプレーしており加入時の移籍金はミランのクラブレコードである。
引退してすぐにベンフィカのSDに就任した為経験も実績も十分だがベンフィカもクラブの象徴と言ってもいい存在をそう簡単に手放さないだろう、オーナーが変わったフィオレンティーナもルイ・コスタをフロントに迎えようとしてると。
ミランのSD人事について長々書いたが結局優秀な人をを引き抜く事は、かなり厳しいのが現実であり現状ターレのラツィオとの契約延長が確定的でサルトーリもアタランタのガードが固いので、ここからミランはオスティに向かうと思うのでオスティを迎え入れる事が出来れば上出来なんじゃないかと思います。
ルイ・コスタ引き抜ければいいんですけどこれも現実味がないですからね、なんにせよ来週にはミランにとっても大きな動きがあるでしょうから早く新体制が決まる事を期待します。