「stay night」では高校生が舞台の中心でしたけど、「Zero」ではマスター達の年齢が大幅にアップしているので、Fate DVD聖杯戦争に挑む覚悟が違って見えまた「stay night」とは違って群像劇の要素を取り入れつつ、戦略的に聖杯戦争を描いているので展開は遅めですけどそのぶんストーリーに厚みを持たせられている印象をうけました。ただ、前作「stay night」以上に英霊達が自己主張しているのですけど、キャラ設定にテコ入れしていないセイバーの印象だけがちょっと薄いかなぁって感じたりもしちゃいました。
もう一つ言葉の使い方にも注目ですね。アーチャーやライダーは古の英雄らしく、日常使わないような言葉を使ってきます。例えば・・・「愉悦」「埒外」「脚絆」「矮躯」「芥子粒」「受肉」思いついただけでもこれだけあります。このような言葉をすべてのキャラで使用しているのであれば、それはただの「衒学的表現」といって知識のひけらかしでしかなくなってしまうのです。「Zero」のようにキャラによって単語を使い分けているので、キャラが生きてきた時代背景や人格を演出する方法としてはとっても有効的だと思います。ただ、視聴者の中には晦渋な文章と思ってしまう人も多いのではないでしょうか!「晦渋な文章」とは、言葉や文章がむずかしくて、Fate DVDhttp://www.animeblu-ray.jp/fateseries.html/意味や論旨がわかりにくいって事で、視聴者が聴いてすぐに理解できる人ばかりではないので、雰囲気だけかっこいいだけで物語の内容が伝わりにくいものになってしまうと思うのです。「Zero」もちょっとだけ使いっぱなしの投げっぱなしって印象を受けました!