先日、ともだちのルシェさんからのご縁でつながった有川＠ブログサロンオーナーさんのツイートで、Twitterのプロフィールに、自分のスキルについての「歴年数」を書きましょう、というアドヴァイスを受けました。
この仕事についてからの年数。
海千山千の感じが出るのがなぜかいやで、年齢もばれちゃうしなあ、と渋っていたのです、じつは（笑）
ま、いっか、幼稚園からやってたことにしちゃお、と思いきって（笑）
編集者としての年数は、43年。
エッセイストとしてデビューしてから33年です。
幼稚園からです、といいたい気持ちはやまやまですが（笑）大学1年から週刊誌の編集部で仕事をはじめました。
単行本デビューはその10年後、28歳のときでした。
投稿少女からエディター／ライター娘となり、女性エッセイストになって、現在に至ります。
結婚してからのデビューで、32歳と36歳で出産をし、とくに二人めが生まれてからは体力的にも精神的にもまったく余裕がなくなりましたが、声を掛けてくださる方があって、2000年には育児の本を出版。
そのあとはPTAに邁進したり（根っからのヴォランタリー気質。ミッションスクールで育ったおかげです、よくも悪くも）家庭内の問題に直面したり、母の介護が始まったりで、自分と仕事を顧みることができなかったのが事実です。
それでも11年前にPTAの縁からある交流会に参加したことがきっかけで、エディターとしての仕事をITの世界で始めることになりました。
こどもたちの手がだいぶ離れて時間ができたこと、自分の収入を得たかったこと、がおもな理由です。
最初に依頼をくれたのはルーマニア出身の女性セラピストで、仕事はi-modeブログのサポートでした。
日本語を話すのには不自由がない人でしたが、漢字がまだ思うように書けない、聞き書きで文章を作り、日本語のフォーマットで更新もして欲しい、といいます。
彼女の自宅に定期的に通って、ときには二人の幼な子の子守りもしながらインタビューしました。
とても楽しい時間だったのを覚えています。
彼女の帰国まで仕事を続け、最後はお互い涙で別れを惜しみました。
わたしにライティングコンサルとしての最初の経験をくれた大切な女性です。
編集者としての経験はこうして生かせるんだ、と思いました。
デスクがいない、レイアウターも校正者もいないITの世界ですが、わたし自身がそのほとんどの役割を担って、発信が必要な人の役に立てるというのはうれしいことでした。
そこから、ブログの代行執筆を始めます。
建築関係の企業の経営者、
歯科医、
葬儀社、
ヒーリングメソッドを広める団体の代表、
セラピスト、
ジュエリー輸入業者、
補正下着販売の事業主、
薬局オーナー、
オリジナル講座講師、
建築資材の輸入会社の経営者、
話すのは得意だけれど、書くのが苦手、書く時間がない、書けるけど続けられない、
とおっしゃる方々にインタビューをして、一人称でブログにしていきます。
冗談で「憑依ライター」を自称していました（笑）
ご自分で話された内容なのに、ブログになったのを読んで「じーん」としてしまった、とおっしゃる方もいらして、とてもありがたいことだなと思っています。
11年、4年と長く続けてくださっている方とは、ともだちといったら失礼なのですけれども、心を分かち合っている実感があります。
あんなことも、こんなこともありましたねえ、とお互い感慨にふけったり。
ブログ代行をしていても感じることは、言葉にすることが心にもたらす純化の作用です。
もやもやふわふわと形のなかった想いが、話すことで言葉という結晶になり、心が少しずつ澄んでくる。
お仕事に打ち込んでいらっしゃる方ならなおのこと、そんな時間が必要なのだと思います。
ブログのためのインタビューではありながら、頭や心の整理に使ってくださったり、わたしによる文章化をフィードバックとして自分の状況を確かめてくださったりするのも「憑依ライター」冥利に尽きるところです。
次回は、ホームページのテキスト作成や、SNSを含めてプロフィール作成について書きますね。
お楽しみに。
「羽生さくるライティングコンサル」につきましてのお問い合わせは、
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「羽生さくるの文章教室」個人授業を開催しています。
4回でプログラムを構成しました。
各回120分の対面スクーリングです。
場所は都内のカフェなど、オンライン受講も可能です。
第1回 ライティングの基本とワーク
自己紹介文の準備
第2回 自己紹介文の添削・講評
800字エッセイの準備
第3回 800字エッセイの添削・講評
手紙の準備
第4回 手紙の講評
ライティングセッション
後日、ライティングセッションのフィードバックをお送りします。
受講料は1回の授業につき¥7,700円（税込）になります。
2020年11月より「羽生さくる文章教室カスタム」を開講しました。
ブログを始めて続けたい、エッセイをサイトで発表したい、インタビューの技法を覚えたい、など、ご希望に応じてオリジナルの授業内容を組み立てます。
受講は単発の1回から可能です。
受講料は1回につき¥11,000円頂戴いたします。
2021年2月より「羽生さくる文章教室 シングル」を開講しました。
対面かzoomでの2時間の個人授業になります。
受講料は税込で11,000円申し受けます。
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