先週来、メディアは「女性蔑視と取れる発言」で持ちきりですね。

 

 

「と取れる」は要らないでしょう、と朱を入れたい、というのがわたしの気持ちです。

そして「不愉快な気持ちになったなら謝ります」は謝罪じゃないな。

不愉快になろうがなるまいが、自分の考えに至らないところがあった、申し訳ない、が謝罪でしょう。

 

 

ま、いろいろ思うところはありました。

じっさい、公人として、また公の場所で口にするかどうかは別として、

「女性はなにかにつけてうるさい」

というのは男性の極めて一般的な女性観の一つだと思います。

 

 

それは、育つ過程で母親に「口うるさく」いわれてきたから、

女性とつきあっているとき、結婚してからも、文句(ばかり)いわれてきたから、

というような背景があるからかも知れません。

 

 

「恐妻家」の言葉からもわかるように、女性を恐れていればやり過ごせると思っているフシもあるかも。

男女間の根本的なディスコミュニケーションから始まっている齟齬であるのはまちがいありません。

男性は「女はうるさい、女は怖い」で、女性側からは「男は女を馬鹿にしている、蔑視している」。

不毛ですよね。

 

 

そこに大上段から切り込んでいくつもりはないのですが、プライベートで、こういう「男女のディスコミュニケーション」が顕在化してきたとき、どう対処するかは、パートナーシップにおいて重要な課題だと思います。

 

 

実例からいうと、わたしは、男性が至近距離で「女性蔑視と取れる発言」をしてきたとしても、取り立てて反応しません。

ふーん、なぜ、そう思うのかな、と心のなかで問いかけながら、次の言葉を待ちます。

わたし自身への蔑視発言であれば、いうべきことをいますが、女性全般についてのあいまいな蔑視の場合は、ひとまず受け流します。

 

 

そして、その相手が好きな人なら、わたしとのつきあいの部分で彼の気持ちがここから先軟化するといいな、と思います。

軟化しなくてもそれはその人の自由なのですが、もしも先入観でこわばっているだけだったとしたら、それがほどけるといいなと思うのです。

 

 

わたしに男性についての先入観があるという前提のもとで、男性の発言を聞くことも大切でしょう。

いずれにしても、個人と個人のつきあいなのに、女はどうこう、男はどうこう、という言葉をやりとりはしたくないのです。

僕はどう、きみはどう、わたしはどう、あなたはどう、で話したい。

二人の関係において、わたしは女性であり、相手は男性である、ということで十分です。

 

 

 

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