世間の流行に疎い私が


ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』にすっかりハマってしまいました。


一回、チラッと観てしまったら次の展開が気になって仕方がありません。


自分の気持ちにゆっくりゆっくり向き合って


時に浮かれ、時に心を痛めながら


一進一退で仲を深めていく平匡さんとみくりちゃんの姿に


涙腺が緩みっぱなしなのです。


胸キュン恋愛コメディだけれども


ふと、自分の人生を振り返させられる。


欲しいモノがあるから、取りに行く。


そんな、ごく当たり前のことにもがいている人間の姿。


平匡さんもみくりちゃんも、心に芽生えた気持ちに初めから気がついていたわけじゃない。


日々の生活を送る中で、気づかされる己の気持ち。


それは、めらめらと燃え盛る炎ではなく


どこからともなく漂ってくる花の香りようにのように


掴むことのできないただの現象に過ぎないそれに


えぇ歳した大人(平匡さんは35歳)が泥臭く向き合う。


儚いそれに向かって進む勇気と、


振り絞った勇気が受け入れてもらえない時の痛み。


涙が出るよね。みくりちゃん。


そう。いつも受け入れられるとは限らない。痛みはつきもの。


だけどどうしてかな。


それを忘れて、上手いことやろうとして結局、大した結果が出ないんだな。


そんなん当たり前やんな。バッカモーン!(波平氏)


なにも泥臭く生きろとか、真正面からぶつかっていけとか、そういう美学を説くつもりはない。


例えば、おふざけの延長にあるあざとさには楽しみさえある。あざとさとは人生を楽しむ仕掛けなのだと思う。


でも、残念ながらそうじゃない。


比較にならない程の幸福感は対峙する自分自身しか持ち得ない。


それは後ろ向きに歩むときに、出逢う自分の姿なのかもしれない。


てなわけで! ワクワクとドキドキのぎっしり詰まった星野源『恋』レパートリーに参入いたします。


テンポ感が良く、結婚披露宴の入場曲や乾杯のBGMにぴったり。


控えめにアレンジ仕立てると、両親へのお手紙タイムにも素敵ですね。


楽譜はジャジーなアレンジがお洒落なYoshiさんの編曲のものを購入。こちらの演奏もYoshiさんです。