- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)/伏見 つかさ
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この作品の見所は、テーマ。一見、オタクとはほど遠いギャルっぽいヒロインの隠れた趣味が『二次元妹萌え』というありそうでなかった(この作品が出た当時は)キャラ造形は男子の心をくすぐります。ヒロインがオタク趣味を持つことによって、世間の風当たりを上手く表現することができ、主人公のオニイチャンポジションもよく機能し、兄妹の絆を取り戻すテーマもハッキリと見えました。
お気に入りのシーンは、サブヒロインというか二人目のヒロインとも言える、黒猫の登場シーンですかね。本作は多分、正ヒロイン桐乃より、サブヒロイン黒猫の方が人気が高い。耽美系厨二病で毒舌家だけど家族想いの所もある人気が出そうなキャラで、私も本作の中で一番萌えるのは黒猫でして、彼女の登場でようやく本番と言い出す紳士諸君もいることでしょう。だけど、桐乃の性格がキツイゆえに黒猫人気と呼べるのかもしれませんね(ハルヒに対する長門のように)
学べた所は、「これアリなんだ」ですね。桐乃のようなイマドキのギャルをヒロインに据えて成功するとは私自身考えていませんでした。しかし、本作の成功によってキャラ造形に新たな息吹が芽生えたと言っても過言ではありません。無論、それだけではなく、オタク要素、妹要素が如何に読者達に影響力があるか改めて感じ、電撃文庫編集部のリサーチ力と企画力の強さ(担当編集の方は過去に類似作乃木坂春香の秘密を担当してた)に感銘を受けました。流石、電撃、読者の心を掴む巧さはラノベ界の王者としての貫禄を感じます。勉強になりました。
そんな優しくしないで度 ☆☆☆☆☆
――人生相談が、あるの