退院から1週間後。
2回予定されているうちの、初回健診に行ってきた。
初回は主治医による問診、2回目は栄養士による血液検査、となっている。
保険はきくのだろうか、それだけが、気がかり。
この時点で相当食べており、脂肪がなくなって最低限の肉しかついていなかった腹はパンパンに膨れ上がり、パンパンというよりキンキンに出っ張っているほど、素晴らしく肥えていた。
毎日とんでもなく快便なのに、これ以上一体何が溜まっているのだろうか。
問診前に体温と体重と血圧を測定。
体温、血圧共に正常。
気になる体重は。
47.3kg。
1週間で4kg増えた。
退院前に、栄養士の先生から、
「1週間で500g、2週間で1kg太るよるにしなさい。とにかく食べるのよ!あなたは1日2,000kcal食べなきゃだめよ!」
と命じられたが、先生、余裕っす。
今は特に満腹中枢バグッてるから。
逆にスピード上げ過ぎで怒られそう。
私の目標理想体重は49kgなので、あと2kgしか太れない計算になる。
危ない。
ちょっとセーブしながら爆食いしよう。
増えるのは簡単だな。
まぁ減るのも簡単だったけど、違いは精神的に楽しいか苦しいかだ。
イケメンと思われる主治医(マスクをしているので目元だけがイケメンかもしれない)に、その後どうですか、何か気になること、不安なことはありますか、と聞かれた。
とにかく腹が出続けるんですが、これ、全身に行き渡るんでしょうかね、と普通に思ったことを聞いた。
すると、
「それは、あなたがお腹が出ている、と感じているのか、それとも本当にお腹が出ているのか、どちらですか」
と。
いや、ガチで出ているのです、と答えた。
すると、
「あなたは今日の時点で、まだBMIが16です。あと5kgは増やさなければ、まだ健康体とは言えないので、お腹が出ていても気にする必要はありません。食べた栄養は皆、まず筋肉に変わるので、脂肪にはなりません」
え、そうなの?夢のようじゃん。
え、うそ?うそか?そんなうまい話あるのか?
そして先生は、
「食べていて、もどしたり、罪悪感を感じたりしていませんか?」
と。
いえ、全然。
本当に食べまくってるんです。
毎日夢のようです。
「自分のお腹が出てきたことに、落ち込んだり、気分がふさいだり、ということはありませんか?自分の見た目にコンプレックスはありますか?」
と先生。
いえ。
これ全部待機うんこ群なんですかね、
とは返さなかったけれど、とりあえずいいえ、とだけ答えておいた。
そんなような質問をされた後、触診を一通りし、
「自分の鼻を触って、私の指に触れてください」とET的な動作をさせられた。
「微笑んでください」
ニヒルな笑いになっていたかもしれない。
え、待って。
この先生、何科の人?
もしかして精神科か神経科?
私のこと拒食症か過食症と思ってない?
医師から見たら、40日も食べずにいることって、そんなに「病的」なことなのか?
と思って後で調べたら、
リウマチと骨粗しょう症の専門医だった。
あぁ、搬送されてきた時、手足痙攣して麻痺した、って言ったから?
勿論、総合内科も診ているお医者さんだったので、まぁ拒食・過食も考えながら対応してくれたのかもしれないが。
とりあえず、15分くらいの問診で終了。
支払いは保険でカバーされたが、後日請求されるパターンを経験したことがあるので、まだ油断できない。
が、今お金を取られるよりは全然良い。
逃げ切った。
残すは、2週間後の血液検査のみ。
さぁ、体重、セーブできるか。