ヨウジヤマモト2014年春夏コレクション(YOHJI YAMAMOTO)






 黒と鮮やかな色、シェイプマスターと呼ばれた山本耀司らしいカッティングとボディコンシャス。ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)2014年春夏コレクションのテーマは脱構築。テーラードの構造を崩し、新たな概念の服を再構築することに挑戦した。得意とする黒、それとは対照的な、カレイドスコープ(万華鏡)を思わせるネオンカラーの洪水。袖付けを解体し、肩や背中から見える肌も利用したデザイン。シェイプを際立たせたシルエット。鮮やかな色を使った、薄い布のレイヤードやジョークのように、肌が露出する部分に描かれたモザイク、それとは反対にウエストを強調するように置かれたベルト。ベルトでシェイプを際立たせるのはオートクチュールでも使われるテクニックだが、カラフルな色が違いを際立たせている。

 アバンギャルドと呼ばれた80年代と風景の中に溶け込んでいくような布の流れや前回の原点回帰の間を行き来する、ヨウジヤマモトらしいコレクション。






















































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