モトナリオノ(motonari ono)2014年春夏コレクション
モトナリオノ(motonari ono)2014年春夏コレクションのテーマはフェティシズム。写真集「フェティシズム・イン・ファッション(FETISHISM IN FASHION)」や80年代にはパリコレクションでも、セクシーでコケティッシュなスタイルが人気だったシャンタル・トーマス(Chantal Thomass)などからインスピレーションを得たデザインを発表した。
これまでもメンズやコルセットなどの構築的なデザインとゲームや秋葉原のオタクカルチャー、ランジェリーをミックスしてきた小野原誠。パリのナイトクラブをイメージした2012年春夏コレクションではコルセット、ガーターベルトなどを使っていたが、今シーズンはフューチャリスティックの先にあるフェティシズムを表現した。
60年代の未来派スタイルを象徴するようなチェックのステージと対照的なムードのピンクやヌードカラーとタトゥのようなプリント、ランジェリールック、柄物のタイツ、ビニール。そして、ナース帽。袖がコルセットのような形になっているデザインもある。海外からも注目されている日本のメイド喫茶などとは全く逆の、パリ的なセクシーさが印象的だ。
「自分なりのフェティシズムを表現した」と小野。