キューンCUNE２０１３年春夏コレクション
猟奇的から偏執狂に？キューン２０１３年春夏コレクションのテーマは気持ち悪い。インスタレーション形式で行われた前回の２０１２／２０１３年秋冬コレクションでは「腸と白目（しろめ）」をテーマで、シュールレアリスムそれともキモカワや変顔と迷うような、猟奇的でありながらユーモラスで、しかも日本的なコレクションを見せたが、初めてのランウエイショーとなった今回はユーモラスなプリントを使いながら、ディテールにこだわり、バランスを崩すことで気持ち悪さを表現した。
失敗作のように袖口のボタンがひとつだけないジャケットや穴が中心にないボタン、スカジャンの襟や裾のリブはラインがななめになっている。前回の「猟奇的(grotesque)」なイメージから一転、
いい意味での裏切り、「偏執狂(monomaniac)」とでも呼べそうなコレクション。ショーではわからないはずの細部へのこだわりはやはり日本的に見える。
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キューン（CUNE）２０１２／２０１３年秋冬コレクション腸と白目
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