ドリス・ヴァン・ノッテン２０１３年春夏コレクション

来年の春夏のトレンドを提案する２０１３年春夏パリコレクション。本格スタートとなった２日目、白と黒に光や優しい雰囲気の色をプラスするなど、色も柄もないコレクションが続く中で、夏のチェックと花、ハンドクラフト、そうした要素をミックスしたデザインが登場している。

そうした流れを象徴するコレクションを見せたのがドリス・ヴァン・ノッテン。メタリックなもの、透けるものなど、さまざまなパターンや素材を使ったチェックとプリント、クラフトワーク、を駆使した花や花を思わせるティアードなどを重ね、ジャケットやドレスとカジュアルなどのドリス・ヴァン・ノッテンらしい相反する要素をリミックスしたフレッシュなコレクションを発表した。透ける柄と柄、軽い素材の柄とクラフトワークの組み合わせが新鮮だ。

コレクション会場スナップやブログなどで蔓延したためか、パターン・オン・パターンはパリコレクションでは以前ほど見られなくなっていたが、秋冬コレクションで提案した、あまりにも日本的なデザインでさえ他のブランドに影響を与えたドリス・ヴァン・ノッテンだけに、透けるチェックや透ける柄と柄のミックスは注目を集めそうだ。