パーティでは

こんな話も。


倒産したアパレルや産地、業界紙などが持っていた資料を集めて、ファッションの資料館や図書館を作ればいいのに。


ファッションや繊維関係の業界紙、産地企業が次々に倒産、廃業しています。たとえば、業界紙の場合、倒産した2社は60年以上の歴史を持っていたが、持っていた過去の新聞、出版物、書籍、資料などは、ほとんどが引き取り手がなく、古典的な文献はブックオフなどで評価されないため、ゴミとして処分された。

過去のコレクションの写真や写真データなども捨てられ、データは消去される。


アパレルや産地が倒産、廃業した場合も、素材や糸のサンプル、ノート、そのほかの資料もほとんどがゴミになる。その中にはパリコレクションで人気の日本のブランドやラグジュアリーブランドに糸や素材を提供していた産地企業もたくさんある。


海外ブランドが日本での展開を縮小するためにジャパン社が無くなり、代理店やプレス機能を移管したり、プレス会社が引っ越ししたりする時も同じ。海外ブランドの場合、契約もあり難しいが、倒産した産地、アパレル、業界紙などの資料、文献を集めるためだけで、ひとつの図書館や資料館ができるのではないか。

JFWや若手育成、うまくいっている一部の産地企業だけを支援するのではなく、日本のファッションのアーカイブを蓄積するためにも予算を使うべきではないか。


場所がないというが、使われていない小学校の跡地や文化服装学院などの大手専門学校と連携して場所を提供してもらえばお金もそれほどかからない。

なぜ、誰もこうしたことを提案しないのか。国や経済産業省は何をしているのか。


パーティというとセレブや芸能人が来ましたみたいな話ばかり翌日のテレビで放送されます。でも、実はこんな話もしているということで紹介しました。


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