この中で私はSwitchを携帯機としては評価するが、ドック接続での運用は評価しないと書いた
その理由としていくつか挙げたが、あえて言及を避けた問題がある
それがSwitchのドック接続時の発熱の問題だ
トップの画像はSwitchが熱によって反り返ってしまったのではないかと言われている画像だ
無論これは極端な例であろうし、報告の少なさを見ても初期不良に近い問題ではあると思うのだが
私がSwitchを使ってこれから暑くなっていく季節に、Switchをドック接続で使うのは怖いなと思う理由は一応ちゃんと存在する
その理由について述べていきたいと思う
Switchがドック接続時熱を持ちやすい理由
ドックに接続してテレビ出力させる際にGPUのクロック周波数をあげている
Switchを携帯ゲーム機として運用するならば、熱の問題というのはほとんど問題にならないように思える
6.2インチというサイズの液晶に表示することや、電池持ちを考慮してやや抑え目な動作をさせているからだ
ところがドック接続時には話が変わってくる
具体的な例をあげると、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドは携帯モード時は720P
の解像度
ドック接続時には900Pの解像度で動作している
これは大型のディスプレイに表示する時の見栄えや、電源が確保された状態ということで携帯時より負荷を上げているのだろうが
当然熱の問題は生じてくる
ながら充電の問題
また当たり前のことであるが、Switchはテレビへの出力ができるとはいえ
PS4やXbox ONEと違いリチウムイオンバッテリーを内蔵しているモバイル機器だ
スマートフォンやタブレットも充電しながらの利用はバッテリーが発熱をしやすい
そもそもドック接続しながら使うという行為自体が、発熱とバッテリーの寿命を削るという問題を抱えているのだ
ドックの構造の問題
ドックとSwitchが接続された状態の写真を見て頂きたい
通気口のある本体上部と側面は覆われていないが
本体下部から前面背面は大部分が覆われている
バッテリーが発する熱が籠りやすい構造なのだ
正直この問題に関しては、任天堂は早急に本体の排熱をなるべく妨げないような構造にするか
冷却ファンを搭載したドックを発売すべきだ
こういう記事を書くとネガティブキャンペーンをしてると思う方もいるかもしれないが
そもそも私はハードの初期型は多少の構造上の欠陥や不具合があっても仕方ないと思っている
というか初期型に飛びつくような層はある程度覚悟しておくべきなのだ
大切なのは改善していくこと他はしょうがないにせよドック問題など簡単に解決できるのだ
製品への提言や文句をネガティブキャンペーンとして言っているのではなく
後から買う人が安心して買えるように明らかにおかしいところはおかしいということも必要なのだ