前回の病徒然の記事で、検査日に厭なことが二つあると書いたけれど
今回、その二つ目について説明するとしよう!
それは、
血液検査
これが本当にダメ。
いつも顔背けて
シュワー!チク!ドクドク!チク!ペタリ!
この間がとてつもなく苦痛。肉体的じゃなく精神的に。
血を抜かれてるという事実と、針が体の中に入っているという事実を考えると
いつもなんだか貧血になってしまって、どうしようもない。
なので、血液検査中はわざと楽しいことを考えてみたりしてやり過ごしてる。
ちなみに前日に行った血液検中は、
ハワイの青い空と白い砂浜を愛犬と追いかけっこしている様子を思い浮かべてみた!
私「あはは~まちなさーい
」
犬「ワンワンワフーン(つかまるもんかー)」
こんな具合に
この日の血液検査の係りの人は、ちゃっちゃとやってくれたのでなんとか大丈夫だったのだが、
色んな係りの人がいるもので、去年の冬に言った検査の時は最悪だった。
検査日の数日前から体調が悪くて、その日は朝から仕事がハードでふらっふらの体を引きずり病院へ。
「はい!今から針を刺しますよ~。ちょっとチクっとするけど、がまんしてくださーい!」
顔を思いっきり背けてうつむく私。
この時点で、すでに倒れそう。
「あら、ごめんなさい、もう一度、別の角度から入れますねー!」←なかなか血管に針が刺さらない
内心、勘弁してくれと泣きたい気持ちに鞭打ちつつ、楽しいことを考えてみようと努力する私。
「う~ん。ごめんなさいね、もう一度」←別の場所に挿してみるも失敗する
今日こそ耐えれないかもしれないと覚悟を決めて思わず、「うぅ・・・」と苦しげに呻いてしまった私。
「大丈夫ですか!?」
と、気遣う係りの人に「大丈夫ですから・・・。早く終わらせてください・・・」
と頼み込む私。
「あ、はい、今、針入りましたよ~。すぐですからね~」
あまりに説明的な係りの人に少しどす黒い気持ちが湧き上がりつつ、その場から逃げたくて仕方なくなる私。
「一本目抜いてますよ~。二本目抜いてますよ~。はい、これがラストの三本目ですよ~」
いちいち状況を報告しなくていいから、終わらせてくれー!!と叫びたいのを奥歯を噛み締めて耐える私。
「はい、針抜きますよ~。ちょっと痛いですよ~。はい、終わりましたー!」
そう言って天使のような笑顔を見せてくれた係りの人に対して
顔面蒼白の裏で殺意の炎がメラメラ燃え上がった私。
「大丈夫ですか?」
とても心配そうに尋ねてくる係りの人に
「・・・・」
もう言葉も出なくて頷くのもしんどくて、静かにその場を離れた。
このことは、今思い出しても検査じゃなかった。
一種の拷問だったよ。
実は、今回の検査の時に件の係りの人がいたから、順番を待っている間中、必死になって
「神様ー!!私、あの人の当たったら、死にます!!お願い!!神様ー!!あの人にしないでー!!」
とひたすら祈っていた。
結果、違う人に。
おぉ、神よ!私の願いを受け入れてくれて有難うございますです!!
かといって、私はお礼はできませんが・・・そこはご勘弁を。
じゃあなんで、ここまで血液検査が苦手かというと、原因は解ってたり。
幼少時、私は原因不明の高熱に悩まされていて、毎日のように通院し、その度ごとに採血検査があったもんで、
私の腕は、針を刺した場所がどす青黒くなってしまって、見るに堪えない状態になったことがあったのだ。
この時の事を思い出すと、やっぱり今でも全身の力が抜けていく。
キーボード叩くのもつらいぐらいに両腕が力無くむずむずとするのだ。
しかしながら、この病になった限り、検査日には採血されるのが必然になってしまった。
あぁ、いつか、こんな私でも慣れるだろうか