スポーツナビに、とても興味深い記事が出ていたので、ご紹介します。
「64年の歴史に“幕” 名門チームNECの休部
企業スポーツは生き残れるのか? 」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/volley/text/200907210004-spnavi.html
NECブルーロケッツが休部にいたった経緯について、
私たちが知りたかったことの一部が、取材され、レポートされています。
そして、現在の協会のスタンス、考えも、一部わかります。
とっても読み応えのある、骨太い記事でした。
中でも興味深かったのは、ブルーロケッツ前田和樹選手の言葉。
「休部と聞いたときに、クラブ化してはどうかと言い出す選手もいました。だけど、話し合っているうちに、練習時間が取れないんじゃないか、バレーに専念できないんじゃないかと反対する人も出てきて、結局チームとしての意見はまとまりませんでした」
そして、Vリーグ機構の梅北理事の言葉。
「90年代後半、多くのバレー部が休部になり、大きな危機感を抱いた我々は、Vリーグを中間法人化して何とか改革を進めてきました。当初は地域に密着しよう、そしてホームゲームの試合数を増やしチームの事業収入を増やそうという理念を掲げていました。ところが、その後、一時的に景気が回復してしまった。お金があるんだから会社に任せておけばいいじゃないかという安心感が、改革の邪魔をしてしまったのではないかと感じています」
(以上、スポーツナビの記事より引用)
やはり、なんでも初めてのことにチャレンジするのは、パワーがいるもの。
そして、不安もつきもの。
それを、しっかりとバックアップすることを、協会も当初は目指していたはず。
でも、十分に果たせなかった。
2度目の教訓は、ぜひ生かしてほしいと思います。
バレー選手が活躍の場を失うことは、選手自身やバレー界だけでなく、
バレーファンにとっても、悲しくつらいことです。
世間が元気のないときだからこそ、
人は、その競技とスポーツ選手から元気と勇気をもらうんですよね!
元気の素を摘んでしまうことが、これ以上ないことを、願うばかりです。