その2 からの続きです。
ナレ:
まだ動き始めたばかりの新生全日本。
だからこそ、彼女が経験してきたことを、若い世代に伝えなければならない。
そして、プレーヤーとして、更なる高みへの追求。
全く異なる二つの立場が、また彼女を成長させる。
竹:
別に終着点というか、そういうのは無いのかも知んないなぁ~
竹:
踏み出す勇気ってすごく ・・・(少しの間無言)
大変だと思うんですよね。
でも、踏み出さないことには、前に進めないから (コクコクとうなずく)
やっぱり、進もうっていう事・・・・・(うなずきながら) は、考えますね常に。
前に進もうって。
ナレ:
竹下佳江31歳。彼女はこれからも前へ進み続ける。
(VTRが終わりスタジオへ)
徳井:
いやぁ本当にあのぁ、この選手が引退するときに、試合見てたら泣いてまうんちゃうかなぁと思うくらい、ホントにいつもストイックにがんばってらっしゃるなと思うんですけども、やっぱこう、プレーヤーであり、指導者でもあるっていうことは、これは、かなりこう、大変なことなんですよね。
(素子さんうなずく)
川合:
で、やっぱりね。ベテランでもね、こうやって世界で戦うっていうときは、やっぱりアップアップしてるのよ。やっぱり自分のことだけでも大変なのに。それをね、助言だけじゃなくて、結構教えなきゃいけないでしょ。こぉれはね~、自分のプレーも中途半端になってしまう可能性あるから、相当大変なことだと。。普通だったら、同じポジションの人間に負けないようにね!
(といって、素子さんをみる。素子さんも、目をあわせて大きくうなずく)
ヘタすると怪我してしまえくらい思いながら、
素子:
教えない。みたいなね。
川合:
そう。やらなきゃいけない。やってトップに来た人たちなのに、
「え?この人、一緒に持ち上げていかなきゃいけないんですか?」
っていうね。その大変さ・・・大変だと思いますよ。
注:文字が太くて大きくなっているのは、語気が強まっているところです。
以上です。
いかがでしたか?
私は、文字を起こしながら、再びテンちゃんに強さをもらっていました。
本当の強さって、なんていうか、、、寛容さ、包容力、やさしさ、、、、愛。。。
ただがんばるとか、ただ自分に負けないとかそういうだけじゃなくて・・・
そういうのは、もちろんあった上で、
どれだけエゴをなくして、人のためにどれだけつくせるか。それを喜びと感じられるか。
その究極の域に、今度は進もうとしているテンちゃん。
全日本のキャプテンという立場でも、それは必要なことだったと思うけど、
今は、それまでよりもまた更に、大きな心が求められているんですよね。。。
今また、地球上では大きな紛争がおこっていますが、
それはすべて、みんながエゴをなくして、人のためにつくせれば、起こりえないこと。
だとしたら、地球上の全ての一人ひとりが、テンちゃんの域を目指さなければいけないなぁと。
そんなことを感じました。
ほんと、テンちゃんは、いつも、本当の強さを教えてくれる人です。