家族を自殺で亡くした看護学生のブログ -6ページ目

家族を自殺で亡くした看護学生のブログ

最近祖母を自殺で亡くしました。そんな看護学生が綴るブログ。

私は祖母の顔を見ました。

当然のことながら顔は綺麗ですので気管挿管や輸液をしている以外は目立ったところはありません。

首も見てみましたが、CV挿入されていたため跡などはその時分かりませんでした。


ICUに到着して程なくして担当看護師の方がサインや看護診断と看護計画を見せに来ました。看護診断とは簡単に言ってしまうと患者にとって一番問題となっているものを診断し、それをもとに看護計画を立てます。確か看護診断はショックリスク状態だったと思います。(私が使っている看護診断とは別でしたのでうろ覚えですが)看護としてはモニターでのバイタルの監視や体交(体位交換)を行っていきますとのことでした。人は2時間位まったく体を動かさずに寝ていると褥瘡、所謂床ずれができてしまうのです。


テキパキと説明をする看護師さんとそれを聞く叔母。私も勉強がてらに聞いていました。叔母は祖母が運ばれたこの病院にICUに勤務していたこともあります。しかし20年前ですので様子はすっかり変わっていると言っていました。ICUに誰かが訪ねてきたので叔母が話をしに外へと出て行きました。誰だろうこんなところにと私は思いましたが、あとから聞いた話によると叔母の昔の同僚だったようです。祖母の名前を見てもしかしてと思って訪ねてくださったそうです。この病院で働いていた叔母はまさかこういう形で同僚と再開するとは20年前思っていたなかったでしょう。


しばらくすると私の妹が来ました。妹は県外で仕事をしており、危篤の連絡を聞いて急いでかけつけたようです。妹の顔は沈んでいました。妹は私以上に祖父母思いでしたので当然のことでした。一方私はいたって冷静でしげしげをモニターを見たり輸液の種類を見たり体の観察をしていました。観察していて分からないことは叔母に聞いたりしました。こんな時に何をしているんだと思った方もいるかもしれませんが、もう数時間しかもたないであろう祖母の命をどうせだったら学習に使わせてもらおうと思っていまいた。あとは今日のことを忘れないように祖母のに関わることをなるべく覚えておいて、私が看護師として働きだした時にそれらを見て思い出せるようにと・・・


妹の後には親戚が来ました。祖母の甥たちです。祖母は末っ子でしたので小さいころから甥の面倒を見ておりました。ですので特別中が良かったのです。その甥は祖母の顔をみて「この間あと10年は生きろなって話たばかりなのに、なぁに馬鹿なことやってんだよ」と悔しそうに言っていました。確かに祖母は自殺しなければ大きな病気もありませんでしたし90歳位までは生きたかもなぁと私も思いました。